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ゴジラ

 東京都千代田区有楽町にある商業施設・日比谷シャンテは、2018年に開業30周年を記念してリニューアルしました。その際、日比谷シャンテ前にあった「合歓の広場」を「日比谷ゴジラスクエア」として一新。今まで置かれていた初代ゴジラをモチーフとした像に替わり、「シン・ゴジラ」をモチーフとした像が新たに設置されたのです(前のゴジラ像はTOHOシネマズ日比谷内に移設)。

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 新しいゴジラ像の高さは、台座を含めて約3メートル。内部には1954年に公開された第1作『ゴジラ』関係者への感謝の気持ちを込めて、第1作撮影時に使用されていた絵コンテと、初代ゴジラを演じたスーツアクター・中島春雄さんのサインが入った決定稿が収められています。
プレートに刻まれた「人類は、ゴジラと共存していくしか無い。」という言葉は、『シン・ゴジラ』で長谷川博己が演じた内閣官房副長官政務担当・矢口蘭堂のセリフ。
 
 この「ゴジラ」を新型コロナウイルスをはじめとする「未知の脅威」に置き換えると、今後も現れるであろう人類の危機に対しての心構えと取れなくもありません。深いですね……。

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 ゴジラ映画では、ゴジラに破壊されることがステータスみたいなところがあり、川崎市長などは
「『シン・ゴジラ』の関係者から『川崎を壊していいですか?』と聞かれて、『めちゃくちゃやってください』と答えました。ついに川崎もゴジラ・デビューだと嬉しかった」
と言ってしまうくらい、喜ばしいことのようです。ただ第1作の『ゴジラ』では、劇中でゴジラに破壊された銀座の和光ビルが激怒し、東宝に猛抗議をしています。その際、東宝サイドは「うちの日劇も壊されてますから」とやり過ごそうとしますが通用せず、その後2年間ほど、和光は東宝の一切のロケに使用許可を出さなかったとか……。今からすれば隔世の感があります(ちなみに『シン・ゴジラ』でも和光ビルは放射熱線に射抜かれていますが、今度は怒られなかったようですね)。

 もし日本で新たにゴジラ映画が撮られるとしたら、次はどの街やランドマークを破壊するのでしょうか? それも楽しみであります。

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