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テーマ「体外受精」

こんにちは。
みなとみらい夢クリニック 培養室です^^。
今回は【体外受精】について説明いたします。

➀基本的な体外受精の流れ

今回の説明は、
黄色で囲った【体外受精】の部分になります。

無題


②体外受精とは

体外受精とは、言葉の通り
卵子と精子を体の外で受精させる方法です。

体外受精には大きく分けて2種類あります。

図

1、 通常の体外受精(精子の力で卵子の中に自然に入っていく方法)
2、 顕微授精※(一つの卵子に一つの精子を細い針を使って挿入する方法)

この2つです。

顕微授精は使用するレンズの倍率の違いなどから、さらに細かな分類がありますがここでは省略させていただきます。

通常の体外受精と顕微授精では
それぞれ特徴が異なるため、
どちらが優れている。ということはありません。

受精させる方法は、
患者様によって、
または採卵した卵子の状態・採精した精子の状態によって
異なります。

それらの情報を把握したうえで、
より適切な方法を採卵の都度提案させていただき、
患者様が納得できる方法で体外受精を行っていきます。

③「通常の体外受精」の特徴(精子の力で卵子の中に自然に入っていく方法


○精子が自ら卵子に入っていくため、より自然に近い受精方法です。
○基準値以上の精子の数と運動率が必要である。
○複数の精子が卵子に入ってしまうこともある※。

※複数の精子が入ってしまった場合、異常受精となります。双子になるわけではありません。双子は複数の卵にそれぞれ1つずつ精子が入った場合や、1つの卵に1つの精子が入った後、何らかの原因で2つに分かれた場合に起こる現象になります。


④「顕微授精」の特徴

○「通常の体外受精」に比べ受精率がやや高い。
○精子の数や運動率が基準値以下でも行うことができる。
○卵子に精子を入れる際に針を刺すため、卵子に負担がかかってしまうこともある。


***

繰り返しになりますが受精させる方法は、
どちらが優れているということはありません。
状態により、適した方法を選ぶことが求められます。

例えば、「卵子と精子に問題はないが、排卵ができない」など、
卵子と精子が出会えないことが原因の不妊については、
体外で出会わせてあげることで
受精を助けてあげることができます。

その場合、「通常の体外受精」で受精する可能性が十分にあります。

しかし、精子があまり動いていない場合などは
精子を卵子に振りかけて、出会う場所を作ってあげても、
卵子の中に精子が自力で入っていくことができません。

そのような場合は、
「顕微授精」にて直接卵子の中に精子を入れることによって
受精する可能性が高くなります。

⑤当院の方針について

当院では、特に「顕微授精」を行う必要がない場合、
まずは自然に近い受精方法である「通常の体外受精」を
提案しています。

それは、「通常の体外受精」が優れているということではなく
『できる限り自然に近い方法で』という当院の考え方によるものです。

「通常の体外受精」では受精卵が得られないということがあれば、
「顕微授精」にステップアップという形をとることが多いです。。

受精する方法について、
患者様のご希望や疑問点などがありましたら、
医師にお気軽にご質問下さい。

ご納得いただいたうえで
安心して治療をすすめて頂けるよう、
しっかりご説明させていただきます。


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