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爆笑、共感、ちょっぴり胸に染みる”美容師あるある”

美容師の切なくも面白い!?日常をイラストで綴った「美容師あるある物語」(小学館刊/税抜900円)を1月に出版した、フリーランス美容師のTAKUOさんが、「TAKUOフォロワー様感謝祭」と題して、出版記念イラストライブ&トークセッションをbex東京スタジオにて開催しました。

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絵を描くのも髪を切るのも、根本の考え方は同じ

TAKUOさんは1989年生まれの福島県出身。山野美容専門学校を卒業後、都内2店舗を経てフリーランスに。2018年4月より始めたインスタが人気を呼び、わずか半年でフォロワー数が2万人を突破。今までにない新しい美容師の在り方を確立した美容師イラストレーターで、現在のフォロワーは5万人にのぼります。

第1部は、「美容師あるある物語」にちなんだイラストをTAKUOさんが”公開ドローイング”。あらかじめ下書きをしておいたものに、iPadでその場で肉付けしていく作業風景をそのまま公開。すごいスピードでどんどん仕上げていくTAKUOさんに、あれこれ聞いてみました。

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――普段は自宅で描いているのですか?

ファミレスで描いています。家で描いているとつい眠くなってしまうので…(笑)。今日みたいな”公開ドローイング”は初めてです。タブロイドで描くことに慣れているので、もう紙には描けないかも。

――「美容師あるある物語」は元々あったイラストをまとめたのですか?

いえいえ。時間をかけてほぼ全部描き直しました。順番を並べ替えたりもして、フリーランス美容師をやりながら寝ないで作りました。

――イラストレーターと美容師の両立は難しくないですか?

そんなことないですよ。最初に完成形をイメージし、そこからどう作っていくか考えるというのは、絵を描くのも髪を切るのも同じだと思っています。

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――「美容師あるある物語」の主人公、TAKUO君のモデルはご本人ですか?モヒカンですが…?

TAKUOのモデルは僕なんですが、髪を細かく描くのが面倒になり、簡素化した結果、モヒカンになりました(笑)。

――子どもの頃から漫画家になりたかったのですか?

そうですね。一度は美容の道に専念しましたが、インスタでイラストでバズっていた人を見つけてジェラシーを感じたんです。僕もイラストで有名になりたいと思い、またイラストを描き始めました。

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――「美容師あるある」は最初から描いていたのですか?

最初はギャク漫画や4コマ漫画の「パーマ屋物語」などを描いていたのですが、全然面白くなく…。ある時、「美容師あるある」を描こう!と思いつき、「市販のシャンプーでいいのありますか?」とお客様から聞かれて「ないです」と答えるイラストをインスタに上げたところ、PVがグンと伸びました。これが記念すべき「美容師あるある」1投稿目です。

「美容師あるある」イラストの第一人者TAKUOさんの誕生シーンがこれだったんですね~。

ある投稿だけでフォロワーが2000人増えた!

第2部は、天性のデザインセンスとトーク力を併せ持つ、NORA Journeyの阿形聡美さんをゲストに迎え、TAKUOさんとトークセッション。阿形さん、TAKUOさんを見るなり、

「どんなモヒカンかと思ってたら、イケメン!」

お2人には、歴代のインスタ投稿の中でリアクションの高かった投稿についてトークをしていただきました。

TAKUO 第8位の「美容師が本気で選んだオススメシャンプーRANKING」は思い出深いですね。フォロワーの美容師さんから意見を集めた力作です。これは保存数No.1。ためになるものはインスタでも人気があります。

阿形 第5位の「テンション」(ドライ時に髪を引っ張る時に首の力がテンションに耐えられない人がいる)は気になりますよね~。私的には声が小さい人や髪が細い人はテンション弱し、と思っています(笑)。第4位の「セット面に鞄を持っていくお客様」もあるあるですよね。鞄、そんなに大事!?って。

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TAKUO  これはコメントも多く、シェア数も多かったですね。第1位の「髪の毛くっついちゃうからね」(美容室にグロスをつけてくるお客様)は、コメント欄が荒れました(笑)。この投稿だけでフォロワーが2000人増え、60万を超えるインプレッションがありました。

オムライスとマーボー豆腐は飲み物です

続いて、「阿形聡美の分かりみの深いやつ」では、

「男性アシスタントは痩せていくが、女性アシスタントは太っていく」

阿形 女子は食べてからじゃないと眠れないんです!

TAKUO ですよね~。僕は色々悩んでいたこともあり、アシスタント時代は54㎏しかなかったですね…。

「ロングスカートで座ってカットすると、スカートの上に髪が積もる」

阿形 スカートはツルツル素材がおすすめです。

TAKUO なるほど!僕はスカートを履いている女性のイメージを考える時は、ググって色々な画像を見て、平均的なイメージを絵にしています。

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「かわいいお客様の前髪切る時間めちゃめちゃ長いスタイリストがいる」

阿形 1時間くらい前髪切ってる人いませんか?スタイリングの時間も長いですし…。

TAKUO そういう人はかわいい子が来店したら、自分が一番サロンの中で好きな場所=自分のテリトリーのセット面に連れていきますよね(笑)。

「とりあえず食べるの早い」

阿形 これは男女関係なくそうですよね。私も旦那さんとお付き合いをしていた時、思わず左手で箸を持とうと思ったくらいです(笑)。もはやオムライスとマーボー豆腐は、飲み物ですよね?

TAKUO ですね。美容師の職業病です。

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サロン内の恋愛は微妙な空気を生みます

最後は番外編「阿形聡美の理解はできるけど経験ないやつ」。

「手荒れを恥ずかしがる彼女」

阿形 私は「mm(ミリ)」を使ってるから手荒れはしないですよ!

TAKUO なるほど!確かに!

「やさしい説教」(恋愛関係にある先輩が後輩をやさしくなだめる)

阿形 サロン内で恋愛対象にされたことがないもので…

TAKUO  僕は誰よりも早く、誰と誰が…みたいなことに気づくタイプです。

阿形 そうなんですか!私は最後に聞かされるタイプです(笑)。

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楽しいトークはあっという間に過ぎ、いよいよお開きに。今回のイベント参加者にはもれなく「mm(ミリ)」のクリームバターをプレゼント!イベント後も「美容師あるある物語」にTAKUOさんのサインを求める人の行列ができていました。「美容師あるある物語」は発売後すぐに重版が決定。みなさん、改めて美容師という職業の魅力に気づいたのかもしれませんね!

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ライター森永泰恵

#ミリ #ミリ活 #大人にキレイと未知を #mmと日々 #ケアスタイリング #女性美容師



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