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深夜、終電時間もとうに過ぎているのに、ジリジリとセミが鳴いていた。遠くから、カラスが仲間を呼ぶ声も聞こえる。都会の夏、アスファルトはまだ熱を放っていて、蒸し暑さをさらに加速していた。俺は3人分の荷物を担ぎ、前を歩くスキニーでショートカットのちょっと猫っぽい娘と、いつもの女の後をとぼとぼ歩いている。まるで、じゃんけんに負けた小学生だが、スキニーな猫娘の背中に浮かぶ汗ジミとブラの線を追う眼差しはあからさまに粘っこく、まさに中年エロオヤジのそれだった。 ゲイのカートゥンアーテ