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2023.05.19

 パソコンが戻ってきた。
 たった3年っぽっち前、購入したばかりと言っても差し支えのないマッキントッシュだ。壊れるときは壊れる、と修理士がぼやいた。
 かかった費用は4万2千円也。今まで使っていたSONYのラップトップは15年ほど動き続けていたので、Apple製品に対して、やや懐疑的な気持ちが芽生えた。いや、運が悪かっただけだ、きっと。

 まあぶちぶちと愚痴を言い続けられるほどは、気にしていない。無事に戻ってきてくれて何よりだ。
 それに、故障がもたらした良い点もある。内蔵メモリをまるっと取っ替えたので、挙動が抜群にスムーズなのだ。以前は起動するまでに、誇張抜きで30分は待たなくてはならなかった。
 BTの接続感も、音楽の再生も高レスポンスで嬉しい。スピッツのニュー・アルバム「ひみつスタジオ」がとても素敵だ。未来未来が好き。

長良川

 パソコンが戻ってきたらやらなくてはならないと、この1ヶ月の間に考え続けていたことが、山ほどある。これからの生活は、これらのToDoリストを片付けることに注力しなくてはならない。

 だが、そんな元気がない。わかりやすく、鬱傾向に転じてしまった。ちょうど1週間ほど前は、心の容量から溢れかえって部屋中をぐしょ濡れにしていた、あのやる気がいっとう湧かない。パソコンが戻ってきた途端元気がなくなるなんて、甘えるのもいい加減にしなさいよという感じだ。

 こういうときは、とりあえずnoteを書いて、それからしっかりご飯を抜いて(ご飯、特に糖質や糖分を摂取すると調子が著しく落ちる性質なのだ。ご飯をしっかり食べなさい、という説教には耳を貸さないようにしている。そういう説教をする人は、私の精神状態を担保してくれるわけではない)、気が済むまで歩き続けるのがいいんじゃないか?という仮説を立てた。今日は、この説の検証だけできたらよし、充実したよい1日だったということにしよう。

 それからなんとなく頭の中にいるむかつく人たちを追い出そう、なんとかして。先月と今月は、対人関係でやや無理をした。話すと元気がなくなるタイプの人と、何度も話したりご飯を食べたりスポーツに興じた。いまだにモヤモヤしている。こんなにあとを引くのならば、はなから関わらなければいいのだけど。だからといって、自己及びお気に入りのものだけに盲目していたくはないのだ、確固として。

 苦手な人間について考えるときの態度は「こんな人間にはならないようにしよう」というトピックの言及のみでありたい。鼻を明かそうとか復讐をしようとか考えていると疲れる。もう関わらないようにするぞ、も、どことなく資源がもったいない。

 あの人たちが「優しい人」と言われるならば、私はあの人たちになりたくないという理由のみで、「優しい人」にはなりたくない。私は、「優しい人」「ものわかりがいい人」「温和な人」「気が使える人」には、絶対になりたくない。

 雨が降っていて散歩の興が削がれるけれど、図書館に行くこと。買い物をすること。もし元気があれば、しなくてはいけないことについて考えよう。HPのレイアウトを考えて、曲をつくる。友人に手紙を書く。バイクに貼るステッカーをつくる。シングルシートにするための諸々を購入する。よし。

 生活をする。がんばるぞ。

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