マガジンのカバー画像

サブカル大蔵経 日本編

749
運営しているクリエイター

#アメリカ

サブカル大蔵経844赤坂真理『愛と暴力の戦後とその後』(講談社現代新書)

圧倒的な『東京プリズン』を新書で解く。 今回も思った。どうして今まで誰もこのことを説かな…

永江雅邦
2年前
5

サブカル大蔵経711大栗博司『探究する精神』(幻冬舎新書)

著者が何の研究をされているのか結局私にはわからなかったのですが、文理の垣根をこえた、真摯…

永江雅邦
2年前
3

サブカル大蔵経619内田樹/白井聡『日本戦後史論」(徳間書店)

〈若手論客〉が危なっかしいと思っていました。最新の知の正しさを全開にして先人や世の誤りを…

永江雅邦
3年前
4

サブカル大蔵経564内田樹『直感はわりと正しい』(朝日文庫)

読んでいるうちに、昨年逝去された橋本治さんの代わりに書いてくれているように感じました。何…

永江雅邦
3年前
1

サブカル大蔵経526袖井林二郎『マッカーサーの二千日』(中公文庫)

日本に乗り込んだ時マッカーサーはすでに六十五歳。p.11 いっちょあがりの人生のはずが、本国…

永江雅邦
3年前
2

サブカル大蔵経297佐々木実『竹中平蔵 市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像』(…

銀行再編と郵政民営化という「改革」。それを推進した竹中平蔵さんのか動きを綿密な取材で活写…

永江雅邦
3年前
2

サブカル大蔵経263トニ・モリスン/荒このみ訳解説『「他者」の起源』(集英社新書)

大坂なおみ、サニブラウン、八村塁。ネットでは〈ハーフ・アスリート〉と呼ばれてたりしている。肌の黄色い人たちから遠い存在だった肌の黒い人たちの活躍。その距離は縮むのか広がるのか。白人ではないという共通点の黒人と日本人のこれからを考察する一冊。 森本あんりさんの寄稿。 彼女によると「黒人」はアメリカだけに存在する。彼らは「アフリカ系アメリカ人」とも呼ばれるが、アフリカに住むアフリカ人は、それぞれガーナ人であり、ナイジェリア人であり、ケニア人である。p.11  それぞれの国籍

サブカル大蔵経16 簑原俊洋『アメリカの排日運動と日米関係』(朝日新聞出版)

 まさかカリフォルニア州って、そういうとこだったんだ。と、思いました。  なんとなくリベ…

永江雅邦
3年前
2

サブカル大蔵経106ジョン・W.ダワー/三浦陽一『敗北を抱きしめて増補版』上下巻(岩波…

 アメリカの目線が公平なのか、疑わしいのか、わからない。  日本人には書けなかった本。写…

永江雅邦
3年前
10

サブカル大蔵経203宮内悠介『カブールの園』(文藝春秋)

アメリカでの人種問題が報道される中、現代の日系を問う掌篇2本。赤坂真理の繊細版か。前半は…

永江雅邦
3年前
1

サブカル大蔵経155赤坂真理『東京プリズン』(河出文庫)

 格の違う迫力。何の迫力なんだろう。  今の日本の成り立ちの責任を、大人の男たちが放棄し…

永江雅邦
3年前
4

サブカル大蔵経14赤坂真理『箱の中の天皇』(河出書房新社)

 以前、赤坂真理『東京プリズン』を読んだ余韻はまだ残っている。テーマも、台詞も、物語の展…

永江雅邦
3年前
1