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サブカル大蔵経 日本編

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#本

サブカル大蔵経1004長田弘『読書からはじまる』『すべてきみに宛てた手紙』(ともにち…

「本の文化」を深くしてきたものは、読まない本をどれだけ持っているかということです。p.9 …

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経755國分功一郎/互盛央『いつもそばには本があった。』(講談社選書メチ…

本との関わりの中で紡がれた熱い書簡集。 哲学を読みたくなりました。 読む人それぞれがいろ…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経739川崎昌平『重版未定』②③(中央公論新社)

川崎昌平さんの作品は、少ない線なのに、劇画以上の迫力があります。 一見ニヒルで、実は熱い…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経694森岡督行『荒野の古本屋』(小学館文庫)

私もあの時、著者に一誠堂でお世話になっていたかも…。と夢想。 主人公の著者は本好きのヒー…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経639荒俣宏『喰らう読書術』(ワニブックスPLUS新書)

荒俣宏が同時代にいたことに感謝します。個としての巨人さを持ちながら、さまざまな方とセッシ…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経595出口治明『本の「使い方」』(角川新書)

先ほど書店に行ったら、出口さんの名前を、ちょっと大丈夫かな?というくらい、いろんなコーナ…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経485早川義夫『ぼくは本屋のおやじさん』(ちくま文庫)

本屋さんの本の話。 その本屋さんは、元ミュージシャン。 ねちっこくて、ドキッとする文章。 三月書房店主のメルマガを思い出す。 本屋は無くなっていった。 本屋と本と私の関係。 これをアップする前に、著者の「サルビアの花」を初めて聴きました。 本よりも本屋が好きであった。p.14  そうなんですよ…。と言うのもノスタルジーなのか。買うならネットが一番便利。でも本屋が好き。建物の中に入った瞬間、安心する。お寺もそんな感じかな。 このNHKのテキスト類には僕は非常に

サブカル大蔵経313長谷川憲一『ヘルボックス』(影書房)

本を作るのは、著者や編集者、出版社だけではない。 〈印刷〉という貴重な立場からの至言。 …

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経287山本多津也『読書会入門』(幻冬舎新書)

読書界に怪人現る。 音楽評論家・柳樂光隆「猫町倶楽部の読書会に来ると、僕らが忘れがちなジ…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経254伊達雅彦『傷だらけの店長』(PARCO出版)

書店員にとって「明日やろう」という言葉はない。p.5  ブラック認定漂う端的な言葉。 本…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経144本屋図鑑編集部『本屋会議』(夏葉社)

 いつのまにか、本屋さんとお寺を重ねながら読んでいました。 当たり前にあるけど本当に必要…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経209内澤旬子『捨てる女』(本の雑誌社)

『飼い喰い』を執筆された内澤旬子さんのその時の同時進行的連載の単行本。  西牟田靖さんの…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経188西牟田靖『本で床は抜けるのか』(本の雑誌社)

 近現代史の日本の遺産や国境のルポを著していた西牟田さんが、本が増えていく人々のさまざま…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経48 柴野京子『書棚と平台』(弘文堂)

 出版・書籍界の新しい評論。  <流通>から考察する本の話。「本」はどこからどうやって今、私に届いたのか。  「本」とは一種類ではなかった。雑誌、教科書、新刊、ゾッキ本、古本…。出版流通におけるこれらの位置づけがあることにも気づかなかった。たしかにヨーロッパではキオスクや空港や市場で雑誌を見た。Amazonで本を買うということはその分化を無化したのか?マーケットプレイスで古書、訳あり割引本はゾッキ本、そして雑貨も売るAmazonこそ、近代に戻った、先祖帰りの総合なのか?