私のはじめての「テーマ外デッキ」~降臨せよ、双星神a-vida~
決闘者よりプロデューサーやってる時間の方が多分長いみりんです。杜野は自慢のアイドルですから…!
GRAD初見、凛世のコミュで泣いた。ついでに決勝の審査員硬すぎてMe不足で負けてまた泣いた。
それはさておき、本題へ移ろう。
〈1〉それはいつもの夜に
4/17 ドーンオブマジェスティ発売。私は【デスピア】に興味があり、とりあえずニューロンで仮組みをしていた。
そう、何も変わらない。普通に遊戯王のデッキ構築をしていた。それでよかったはずなのだ。しかし、ふと思ったことがあった。思ってしまったことがあった。
「なんか、私のデッキって無個性じゃね?」
なんということか。「普通にテーマデッキを組む」ことになんか違和感を覚えたのだ。無論それは悪じゃなければ、人なりにちゃんと個性出るし、大多数はその遊び方だし、それでいいんだけど。
ともかく、何故か自分のデッキ構築、特に「個性」の部分に違和感を持った。要は『【迷走チョコロード】園田智代子』状態。
ということで、私はVo2.5倍アピール&Vo20%UPをしつつ、打開する策を練る。そしてたどり着いたのは、
「とりあえず、なんか一体、テーマに縛られない感じのモンスター中心に組んでみるか」
ってことであった。
Vo+20 Me+20 SP+10
〈2〉その神の名はa-vida
突然だが、皆様はこちらのカードをご存知だろうか。
〈双星神 a-vida〉。
特殊召喚・効果モンスター
星11/光属性/サイバース族/攻3500/守3500
このカードは通常召喚できない。
お互いのフィールド・墓地にリンクモンスターが8種類以上存在する場合のみ特殊召喚できる。
このカードを特殊召喚するターン、自分は他のモンスターを特殊召喚できない。
(1):このカードの特殊召喚は無効化されない。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
このカード以外の、お互いのフィールド・墓地のモンスター及び
除外されているモンスターを全て持ち主のデッキに戻す。
この効果の発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
ライジング・ランペイジにてスーパーレア登場した、攻守3500、Lv11の超大型特殊召喚モンスター。
お互いの場・墓地にリンク8種で特殊召喚可能だが、「するターン」表記のおかげで『こいつを出すターンには、出す前にも後にも特殊召喚が不可能』という厳しすぎる制約を持ち、出た後に耐性はない。
その代わり、出た瞬間に場と墓地と除外のモンスターを一掃(チェーン不可)という強力な能力は持っている。
まぁ結局、やれることといえば3500ダイレクトをぶち込むことくらいであり、墓地にリンクを溜め込んだならアクセスコードの弾にしてやる方がよほど有意義であると言えよう。
ではこいつの存在意義はというと、星遺物カードストーリー上の圧倒的エモさである。英雄・ジャックナイツに憧れた少年・アウラムは、愛する者や、仲間たちの生きる世界を守るため、自らが神となって星を創り直すことを選んだ…たとえ、そこに自分が居なくても。その神の姿こそ、この〈双星神 a-vida〉である。
「少年よ神話になれ」って奴である。こういう時は話題のモンに乗っとくモンなんだよ。まぁこのデッキSinじゃないんだけどね。
…あと、普通に絵柄がかっこいいのと、なんか30円ストレージとかによく落ちてるのを救ってやりたかった。
ということで、主軸は〈双星神 a-vida〉に決定した。
さぁ、構築といこう。
〈3〉デッキをつくろう
まずはやることの確認である。
〈双星神 a-vida〉を手札に加えること。相手のLPをなるべく減らし、可能なら3500以下にすること。場と墓地に8種のリンクモンスターを貯めること。以上、3つを達成せねばならない。
さて、a-vidaを見てみよう。サイバース族、Lv11。サーチするのにあたって、まず思い浮かぶのは〈フォーマッド・スキッパー〉。
星1/光属性/サイバース族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
EXデッキのリンクモンスター1体を相手に見せる。
このターンにリンク召喚する場合、このカードは見せたモンスターと同じカード名・種族・属性の素材としても扱える。
(2):このカードがリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル5以上のサイバース族モンスター1体を手札に加える。
よく見れば、こいつは名称変更リンクで色々やってきた有名なハゼ。ついでにこいつで閃刀リンクを次々出せば、とりあえず4種のリンクは貯まるではないか。
ということで、このa-vidaのために生まれたようなハゼをデッキの動きの中核に据えることとした。さて、残るは4種。連続リンクしつつ火力を出すとなると、リンク4とか出せるようにすれば良いだろうか。
では、一番手っ取り早いのはハリファイバーか。これを出すためにはチューナーが必要で、召喚権はスキッパーに割きたいから、召喚権を使わずに出るチューナー…あっ、マイニング共有できる斬機シグマとかどうだ!?ってことで組んだのがこちら。
…ご覧の通り、欠陥品である。というのも、シグマの自己SS効果を撃った後に課せられるサイバースしか出せない制約を失念していた。ハリどころか閃刀も出ないじゃん。みんなもテキストはちゃんと読もうな。
あと七皇の剣ってなんだよ。まぁこれも趣味枠か。
ということで、シグマが抜けた。バックドアも抜けた。その枠を用いて、他に出しやすいチューナーとか入れよう…となって、現状の完成形となったのがこちら。
〈こけコッコ〉〈天威龍-アーダラ〉〈魔救の分析者〉。召喚権を使わず出せるチューナーのバーゲンセールである。
さて、動きの解説に移ろう。
〈4〉こうして少年は神と成る
取るのは後攻だ。先攻とってやることは、無い。
まず魔法罠は消し飛ばせ。そのためにライストと羽根帚を積んだ。墓穴撃たれた瞬間にこのデッキは計算が狂って終わる。
次にチューナーとスキッパーを並べる。足りない場合、デスガイド&クリッターで無理やり足りないものをサーチして、ケルビーニ→ネクロガードナーで1回攻撃を耐え、次のターンから動くことになる。
ということは、次のターンが来ることを祈ることになる。
とはいえ、チューナー9・スキッパー3サーチ3と141があるから結構揃う。後攻前提だからドローもあるし。
揃ったら、こうだ。
フォーマッドスキッパーで閃刀4種(この時a-vidaサーチ)。チューナー+最後に出した閃刀でハリファイバー(5) 。ハリの効果でジェットシンクロンをリクルート。ジェットでリンクリボー(6)。ジェットを自己再生させ、一体でサクリファイスアニマ(7)。ハリ+リンクリボー+アニマでヴァレル(8種達成!)
さぁ、8種揃った。これでa-vida降臨…は、できない。a-vidaは「特殊召喚するターン」他を出せない縛りのため、出るのは次のターンになる。
そこで、ヴァレルソードの出番だ。お得意の超火力で、なるべく4500以上のダメージを相手に与えたい。そのために〈孤毒の剣〉も用意したが…これヴァレソで相手倒しちゃわないかな。大丈夫かな。
で、相手に1度ターンを返すことになる。ここでワンキルされないことが最大の条件になるが、そのためにフリーチェーンで延命できる〈和睦の使者〉を入れておいた。〈威嚇する咆哮〉とかでもいい。
そして、ターンが帰ってきたなら…ついに、神が降臨する。
a-vida。その威光に全ては元ある場所に帰っていく。そして、神が1人残された。無防備な相手プレイヤーに3500の攻撃力が襲いかかる…!
と、これで勝てれば良いのだが…もし相手のLPが1でも残って、この後立て直されたら耐性無しなので神も死ぬ。そこで、〈グリッド・ロッド〉を入れておいた。これで神を守ろう。どうせ神を出すターンに通常召喚とかしないだろうし、〈アームズ・ホール〉で装備してやっても良いだろう。
まとめると、
1・チューナーとスキッパーを並べる!
2・連続リンクで墓地にリンク貯めて、ヴァレルソードオラァ!
3・相手ターンを耐える!
4・a-vida降臨!"無(ゼロ)"に帰れェェェェッ!
…以上!
〈5〉時は来ず
さて、これだけ長々と書いたが、問題が残されている。
これ全部机上の空論である。
実際対戦に持ち込んだことはない。そもカード揃ってない。マイニングも持ってない。あいつ微妙に300円くらいするんだよな。全盛期より余程マシとはいえ。
じゃあLOTDで試運転しようと考えたが、あいつアダマシア入ってないからこのデッキ構築不可能である。マスターデュエルのゲーム新作はよ。
で、筆者も色々あって組んだり回したりができない状況にある。なんでこんな記事書いてニューロンでデッキ組んでるんだよって話なんだけど。
とはいえ、コナミの想定内にすぎないテーマデッキを逸脱し、違った構築方法に触れてみることはいい経験になったと思う。多分。
ということで、読者諸君にお願いしたい。この先の神話は、君たちの手で紡いでくれ。
多分こいつ、今後サポートとか出してもらえないしな。あとはドラグマとか混ぜてもいいかもしれないね。
ということで、ルールを守って楽しくデュエル!
世界を守るために犠牲になる時には、遺されるヒロインの気持ちも考えるんだぞ!おやすみ!
〈完〉
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