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【交換日記41日目】けん玉

こんにちは。ミナミノツドイのMくんでございます。
暑さが徐々に収まってきて秋の気配すら感じられつつある今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

最近のミナツド交換日記は、ほかのメンバーの記事がゆっくりと私に近づいてきている雰囲気を感じております。

私に近づいてきているというのはつまり、文章量が増えてきているということです。
全体公開パートとメンバー限定公開パートの2パートで構成されるようになり、1つの記事で2つのコンテンツを扱うようになったことも要因として挙げられるでしょうが、何よりも文章を考えることに慣れてきたことが大きいのではないでしょうか。

口語(話し言葉)と文語(書き言葉)には言い回しでしたり、口語ではできないような表現が文語には存在したり(以前の交換日記で触れました)。
相手に何かを伝えるにあたって、文章を書くことと話すことは大きな違いがあります。

手話や点字などもそうですが、伝えるためのツールが異なれば、同じ日本語であっても伝え方や、場合によっては伝える内容そのものについても違いが生じてきます。

しかし「向き・不向き」というのは誰にでもあります。

文章を書くよりも話した方が楽な人や、口で話すことよりも手話や筆談の方が楽な人もいるといった具合です。
この「向き・不向き」という点は、決して「良い・悪い」という関係ではないということを明確に断っておく必要があろうものかと思います。

しかし人間は特定の集団の中に所属することによって社会を構成します。
そして集団には集団としての利益や目標、共通の価値観といったものが存在するケースが大半かと思います。
そうすると先ほどの「向き・不向き」は、集団としての利益・目標・共通の価値観に対して「良い・悪い」関係性を持ってしまうものが表れることがあります。

先ほどの例を用いれば、新聞社の記者という集団に所属している人達にとって、文章を書くことを不向きとしていることは、「良い記者」の要件を満たさない関係性に繋がると想定されます。
一方で同じ新聞社であっても、広告主への営業を仕事とする営業局に所属していれば、「文章を書くことが不向き」であることは、そこまで大きな問題にはならないかもしれません。

自分の「向き・不向き」と「所属する集団」を見極めることの大切さは、地域や家族などの基本的な集団以外にも多くの集団を形成するに至った近・現代の人間にとっては大きな悩みの種になって久しいものです。

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【てんてんからMくんに質問】
Mくんの必殺技(特技)
Mくんが得意とすること、
特技趣味なんでもよいので教えてください。

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さて、序文が長くなってしまいました。

てんてん君からのお題についてですが、実は私には特技と呼べるようなものが何一つ無いことを、改めて気付かされたことに触れなくてはならないでしょう。

国語の教科書で『山月記』という短編小説に触れたことのある方は多いかと思います。
ミナミノツドイの母校でも国語の教科書に出てきました。
「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」のやつです。

私は山月記を定期的に読み直したくなる時があります。

「才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰」

何か新しいことをはじめようとするときに私の行動を引き留めがちなのが、まさにこれです。

こうやって言葉にされることで、私はこの足かせと向き合うことができるような気がしてまいります。

初めから出来る人は多くないはずです。
失敗や過ちを繰り返すことが成長に至る、という事実は、ある程度の実体験を積まねば腹落ちしにくいところがあります。

とは言っても、出来れば失敗したくはないし、間違いたくもない。

失敗しないように最善を尽くした上での失敗の価値は、労せずして得た成果よりも大きいものがあろうかと思います。

従って、失敗したことを必要以上に悔んだり、失敗を恐れて挑戦をためらったりする必要はないと言えましょう。

「若いころの苦労は買ってでもしろ」、という言葉は、実際その通りの側面がありましょう。

ただし、ある程度歳を重ねてくると、「苦労しているかどうか」を重視しすぎてしまう人が現れるのも事実です。

「事の理によるときは労せずして成る」という言葉があります。
紀元前250年前後の韓非という人の言葉です。

理にかなったことをしていれば、そこまで苦労せずとも目的は達成されるという意味です。
逆に言えば、理にかなっていない苦労をしても目的は達成されないということでもあります。

私の知り合いに、修学旅行に寝坊して飛行機に乗り遅れ、自分で新幹線のチケットを買ってその日の夜にクラスメートとようやく合流することができた、という経験を持っている人がいます。

酒の席で聞いたというのもあったのでしょうが、何よりもその人のお話の仕方が上手でかなり笑えたお話です。
印象に残っているのが、焦りすぎて新幹線の中で前の車両に向かって走り出してしまったという出来事です。

当然、新幹線の中で先頭の車両に向かって走ったところで、到着時間が早まる訳はありません。
冷静に考えれば、駅に着いたときに何号車が改札に近いかとか、乗り換えしやすいかといったことを調べることの方がはるかに重要です。
これが事の理によるか、よらないかの違いともいえましょう。

だいぶ脱線してしまいましたが、私に特技として挙げられるものがあるとすれば、お題に対する答えが全く浮かばない状態でも、このようにある程度の量を持った文章を書き連ねること、といったものでしょうか。

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【次の人は...まっちゃんです】

Mくんからまっちゃんに質問
まーちゃのお勧めする趣味を教えてください。

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