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経験不足の学生が独学でビジネスの知識・スキルを身に付けるためにやれること

先日、一緒にコンサルティング案件を担当していた会社の上司に、新人さんの育て方について相談されました。
そこで、「お前はどうやって身に付けたのか?」と聞かれました。

たしかに、これまでに働いた2社は、そういう知識・スキルをみっちり教えてもらえる環境ではありませんでした。
振り返ってみると、やはり自分でそれなりにいろいろやってきたなあと思ったわけです。

ということで今、回は、僕が自分でビジネスに関係する知識・スキルを身に付けるためにやってきたことを紹介しようと思います。

まあ僕もまだまだ経験不足ですし、もっと仕事ができる人は世の中にいっぱいいます。
あくまでも独学で自己流だということには注意していただきたいのですが、
これから就職を控えている学生や、教育体制が整っていない環境でもっとレベルを上げたいと思っている若手社会人の方など、少しでも参考になればと思います。

どういう姿勢で取り組むか

ではまず、何をするかの前に、取り組む姿勢について。

第一に、当たり前ですがインプットの量は必須です。
結局のところ、ある程度の積み重ねは必要なので、ちょっと何か頑張ったぐらいで差を付けるのは無理です。

で、これ間違いなく言えるのが、いわゆる「出来る人」は日常の全てをインプットとして捉えているんですよね。
漫画を読むのでも、居酒屋に行くのでも、旅行に行くのでも、単なる娯楽・休息ではなく、無意識にインプットを兼ねている
例えば、たまたま入ったお店がどういった集客をしていて、それくらい客が入っているのか、何を強く売り出していて、どういう収益構造になっているのか、そういうことを観察しながら考えたりしているわけです。


それから、インプットはできるだけ「広く」することを心がけるのがいいんじゃないかと思います。

これは僕がマルチ・ポテンシャライトだからかもしれませんが、
知識って、幅広く仕入れることで点と点が繋がって、立体的なネットワーク構造になるんですよね。
「深い」知識って、実はそういう事なんじゃないかと思うんです。


そして、やはりインプットだけでなくアウトプットの量も重要です。
入れるだけでは使えるものとして定着しないですからね。

アウトプットを習慣化することで、自然とインプットの質も上がります。
そもそもアウトプットする場に立つまでが大変なんだと思うかもしれませんが、方法はいくらでもあります。後述します。


とりあえず読書!

これはもはや言うまでもないですが、
自力でできる一番豊かなインプットは、やはり読書でしょう。

僕は、「乱読」スタイルをオススメします。

こちらのマガジンも参考にどうぞ。


動画で授業を受けよう

これ本気でオススメです。schoo

様々な幅広い分野の専門家の方たちの授業動画を、Webで受けることができます。
僕は、働き始めてから時間が取れなくなったのでほとんど使っていないのですが、学生の頃は大変お世話になりました。

講義のテーマは、デザイン、プログラミング、マーケティング、語学、マネジメント、経済・政治・社会、テクノロジー、お金、ヘルスケア、起業・副業など、非常に幅広いです。

有料のプレミアム会員になると、プレミアム生放送と過去の全ての講義動画が見放題になります。
分野絞らず、片っ端から見まくりましょう。

生放送では、リアルタイムのチャットで直接先生に質問するなど、双方向型の濃い学びを得ることが可能です。
生放送と時間が合わなくても、質の高い過去動画が大量にあります。
僕は、いつも倍速で見てましたが、再生速度も変えられるのは非常に嬉しい。

ちょっと古いですが、僕の受講履歴はこんな感じです(一部)。
会計やプレゼンテーションなどの実務的なものから、ファッションや睡眠法まで、いろいろ受けられて楽しいです。

スクショ

スクショ

スマホアプリにダウンロードして、外出先で見ることもできます。数本も見れば月会費分は余裕で賄えるクオリティなので、学生・社会人、全ての方にオススメします。

僕も再開しようかな...


ブログを書きなさい

インプットの次はアウトプットですね。
皆さん、ブログを書きましょう。noteを書きましょう。
僕もnoteを書き続けてもう1年半くらい経ちますが、考える力説明する力がついたなあというのは少なからず感じています。

また前述したように、自分で発信するチャネルを持つことで、インプットの質も上がります
実際に書くかどうかは別としても、新しく知ったことに対してて、
記事にするならどうやって書こうか?どこにフォーカスを当てて、どういう構成で書こうか?といったことを考えると、抽象度を一段上げて体系立てて落とし込む必要があるからです。


人前に立ってプレゼンテーションをしよう

「読む・書く」は非常に大切ですが、残念ながら、「話す・聴く」の上達にはまた少し違う練習が必要なのではないかと思います。
何かを人に教えようとしたときに、自分ではしっかり理解しているつもりだったのに、上手く説明できなかったというは何度もあるのではないでしょうか?

プレゼンテーションは、音楽で言うならライブです。
CD音源やミュージックビデオのクオリティの高さと、ライブでの盛り上げ方・空気の作り方の上手さは別です。
お笑い芸人でも、作りこまれたネタで求められるスキルと、アドリブを交えたライブ公演でウケる技術は少し違う気がします。

僕が大学の頃いた研究室では、定期的に自分の研究の経過報告をプレゼンする機会がありました。
その時には、schooでスライドデザインやプレゼンスキルの講義を受けながら、そこで学んだことを取り入れてみるなど、インプットとアウトプットを繰り返して少しずつ質を上げていきました。

新卒で入社した会社でも、一時期、同じ部署の先輩方に対して勉強会の講師をやらせたりもしましたね。

そんな人前に立つ機会がないんだよ、という人もいるでしょう。
いや、本当にやろうと思えばいくらでもやるチャンスはある、と言いたいのが本音ですが、それができないとしても、脳内プレゼンを習慣化するだけでも全然違うと思います。

できるだけリアルに、いろんな場面を想定して何度もシミュレーションします。
そうすれば実際に人前に立つときにも、台本やメモは必要ありません
むしろ用意してはいけません。

聴き手の表情・反応を見ながら、話し方・スピード・言葉を変えるのです。
質問されても、すぐに答えられるようにしておかなければなりません。

そのためには、しっかりと理解して、頭の中を整理しておく必要があるのです。


まとめ

以上、インプットとしての読書動画講義、アウトプットとしてのブログプレゼンは、自分でやれるのではないかという提案でした。
もちろん、これら以外にもあるでしょうし、実際に人と会うとか、ビジネスの現場で実践を積むとかも大事ですが、何も練習せずにただただ本番に臨むのは無謀でしょう。

ただし、こういうのを「苦行」と思って取り組むのは違うと思うのです。
特にインプットについては、ただ好奇心の赴くままに、貪るように没頭しなければ単なる苦痛にしかなりえません

あくまでも、楽しく。大人の勉強は、自由です。

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