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村上セブンIPA で乾杯。 ~ day 362 (20200708)

「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを文章にしてます。
362日目。
これまでのログは → こちら

スプリングバレーブルワリーから、特別なホップを使ったビールです。

キリンビールの研究所の主幹研究員、” ホップ博士 ”こと、村上敦司さんが開発した、希少な日本製ホップが「 MURAKAMI SEVEN 」。

そちらを使って醸造された IPA が、この「 村上セブン IPA 」です。
およそ、ビールらしくない名前、笑

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わりと濃いめの琥珀色。
フルーティーで、さわやかで、華やかな香り。お花畑。
しっかりした苦みと旨み。樹皮のような渋みもかすかに。
よい感じのバランス。表情も変わるので、じっくりと味わうのがたのしい。

このホップ、「 MURAKAMI SEVEN 」が産まれたきっかけは、東北での震災。

「私は岩手の出身です。東北の皆さんの復興に少しでも役に立ちたい。自分にできることはないかと必死で考えました。そこで、海外にはない香りのホップを品種改良して作り、それをブランド化したら岩手をはじめとした東北の方々に喜んでもらえるのではないかと思ったのです。そうしてできた新品種のホップでビールを試作してみたところ、びっくりするほど美味しかったんですよ!」。

日本有数のホップの産地・東北で、日本ならではのホップを育てることで、より魅力のあるビール造りに取組むというお話。

その結果として誕生したのが、この「 村上セブン IPA 」。

これまでは限定醸造だったのが、通年販売されるということなので、収量も安定してきたのかな?と。

日本産のホップについて、キリンビールさんの考え方として、

100年にわたる日本産ホップの歴史があり、その約7割を契約栽培している我々キリンが、日本産ホップを門外不出にするのではなく、地域や同業者、そしてお客様と共に盛り上げていきたい。ホップを楽しむ文化を作り上げ、マーケットの規模を拡大していきたいと思っているんです

ということで、外国由来の品種だけでなく、日本でしか育てることのできないホップができれば、それをもって海外に進出していく可能性もあるってこと。農家さんにとっても、より一層の励みになります。

サッポロビールさんも、ホップには力を入れてますが、

ビールに欠かせない原材料として、可能性は、まだこれから広がっていくということですね。

ごちそうさま。



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