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宇宙兄弟からの、せりか基金 に乾杯。 ~ day 249 (2020.03.17)

「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを記事にしてます。
249日目。
これまでのログは → こちら


この日のビールは、箕面ビールの ヴァイツェン 。

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小麦を使ったビールで、バナナやトロピカルフルーツ感にプラスして、少し酸味もあります。
苦みはほとんどなく、呑みやすくて、いろんな料理に合わせやすいことから、箕面ビールでも人気があるスタイルです。

さて、そこから遡ること数時間。

阪急うめだ本店10階のスークの、「 宇宙兄弟 ✕ うめだ阪急 」というイベントに行ってきました。この日が最終日のすべり込み。

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宇宙兄弟
ムッタ と ヒビト のナンバ兄弟が、こどもの頃からの夢である宇宙飛行士になって月を目指す。その物語が描かれているマンガです。

2011年には、第56回小学館漫画賞の一般向け部門と、第35回講談社漫画賞の一般部門をダブル受賞。
これまでに テレビアニメ や 実写映画 にもなっていて、雑誌連載もまだまだ続いている人気作品です。

その公式グッズに加えて、うめだ阪急スークでおなじみのクリエイターたちが、宇宙兄弟とコラボしたオリジナルアイテムも紹介されています。

その一角に、物語でおなじみのシーンを擬似体験できるフォトスポットがあって、タイトル画の写真はそこで撮ったもの。
愛読者にとっては、ムネ熱のシーンです。

今回のイベントでは、展開されてはいなかったのですが、以前に IKEUCHI ORGANIC と宇宙兄弟でコラボをしたことがあります。その背景は、こちらに。

さて、この宇宙兄弟では、綿密な取材を基にして、宇宙飛行士にまつわるさまざまなエピソードが語られるのですが、もうひとつ並行して、「 ALS 」が物語の重要なキーになっています。

筋萎縮性側索硬化症。

最近では、れいわ新選組から参議院議員になられた 舩後靖彦 さんのような方々の姿を通じて、

少しずつ知られるようになってきたと思います。

ワタシ自身にとっては、宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士が、ALS のことを知るきっかけでした。
日本には9,000人ほどの患者さんがいらっしゃるそうですが、まだ有効な治療法も見つかっていません。

宇宙兄弟では、メインキャラクターがこの ALS に深く関わっています。

ひとりは、父親を亡くした ALS をこの世から無くしたい、医師の せりか 。治療につながるきっかけを、宇宙空間での実験で見つけるために、宇宙飛行士を目指します。

もうひとりは、ムッタ と ヒビト の兄弟に大きな影響を与えた天文学者の シャロン 。自ら発案した月面望遠鏡計画の途上で ALS を発症しましたが、そこに向き合いながら闘病中。

2008年に連載が始まっていますが、割に早くから ALS についてのエピソードが出てきます。
そして、この 宇宙兄弟 が人気作品になって、より多くの人が接するようになることで、この ALS に対しての理解も少しずつ深まってきています。
その渦中で、キャラクターの名前にちなんだ「 せりか基金 」が立ち上がりました。

ALS の患者やその家族への支援、治療に向けた研究の支援のために、広く寄付を募る基金です。

代表の方が、こちらの note に思いを綴っていらっしゃいます。

世界的には、少し前に「 アイス・バケツ・チャレンジ 」という形で、ALS の治療研究への寄付が集められた事例があります。

日本でも参加された方々もいらっしゃいますが、この流れを引き継ぐような形で、このせりか基金も広まっていくことを願います。

作者の小山宙哉さんも、ここまでの派生は考えてはいなかったとは思いますが、マンガという媒体がこのように大きな影響力を持つようになるのは、日本ならではなのかも。

このマンガで ALS を取り上げる上でのエピソードが、こちらに書かれてますので、ぜひご一読を。

今回の阪急でのイベントの会場でも、この基金について少し触れられていたので、記事にしてみました。

最初に戻って、この日に呑んだ ヴァイツェン は、女性に人気のビール。
せりか基金のきっかけになった、宇宙兄弟のふたりの女性たちに敬意を表して選んでみました。

ごちそうさま。


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