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またねがあれば【曲紹介・感想】

こんにちは。初めまして、みかんです。好きって言いに来ました。vocanote初投稿になります

「またねがあれば/初音ミク」 http://nico.ms/sm30519579

今回はrisouさんの楽曲。「またねがあれば」について書かせていただきます。聴いたことあってもなくても今すぐ聴いて()

この曲は私の2017年10選に入っています。また、もしこの年の1選を決めるとしたらぶっちぎりでこの曲に決まります。本当に大好きです。

故に(初回という事もあり)かなり緊張して書いております、拙い好き好き語りになりますが生暖かく見守っていてください。

「またねがあれば」を最初に聴いた時、実は私、まともに聴かず、特に気に留める事もなくサラッと流したのです。何故だ。
カラオケでも友達が歌っていたのをなんとなくぼーっと横で聴いていました。サラッと流しました。何故だ。
それからしばらく経ってから、初めてしっかり動画を視聴しました。(基本曲の漁り方が雑すぎる故にランキングかタグ検索か…何で再度見つけたのかを忘れてしまった)

未練しかねぇ!!
最後まで聴き終わり、余韻に浸りきった後、私は心で叫びました。なんだこの曲、端から端までひたすら未練がてんこ盛りじゃないか。間奏に生活音なんて入れちゃって。好き。(こういうちょっとした身近な音が入ってるのにものすごく弱い)

歌詞から分かるように「私」とその恋人である「あなた」は惹かれあってから3年目の秋の日、別れます。そして言うまでもなくこの曲自体はその別れ際に「私」がこれまでの2人の日々を振り返りつつ、たらたらとその未練を語るものとなっています。
そう、振り返ってくれるのです。めっちゃ丁寧です。聴く側としてはシチュエーションが凄く分かりやすくて小説の一部を読んでいるような感覚、ありがたい大好き。

しかし、この話を聞かされている側であろう「あなた」からすると相当重苦しい一言一言だろうなと思います。そこも大好きです。いちいち重い。色々重すぎ。
「私」もそれを自覚していて最後に重くならないように言う上辺だけのさよならに意味はないと静かに主張してから別れを告げています。
囁くようなかすれ気味の大人しいミクさんの声に、コロコロとした涼しげで落ち着いた音、何処か物悲しい季節である秋にぴったりです。(まぁ別れの歌だしと言われればそれまでなのですが)
しかしそう、歌詞が重い。じっとりしてて、ありったけの水分を吸い込んだような。重い重い歌詞です。ものすごく感情的です。
個人的にはこの湿った歌詞に温かみのある音だけを合わせられたらあまりに重すぎてジメジメしすぎてリピートがキツイです(この場合温かみのある音というのはアコギとかです)(個人的)
この曲は音と歌詞でいい感じにバランスが取れていてそこもいいなぁと思っています。
しかし感情的なのは歌詞だけではなくて、メロディもそうではないかと思っています。
別に激しく変動するというわけでもなく、どちらかといえばゆったりとしていて淡々としていて、静かです。しかしそれがかえって「私」の一言一言を大事に大事に吐き捨てる歌詞とぴったり合わさり結果「物凄く感情的なメロディ」になっているなと。

あぁ、もう

この曲、全てにおいて大好きなんです

一から十まで好きを説明しているともう曲を流しながらここ好きここ好きここ好き!!!て叫んでた方が早いのではという感じになるので特に好きな所を挙げていきますね。

1番のサビの歌詞で「半生分の幸せ」と言っていた「あなた」と過ごした3年間の中にあるそれの表し方が、ラスサビでは「一生分の幸せ」と言い切っているのが大好きです。なんとラスサビにこのフレーズ3回出てきます。また、「紛れもない幸福だ」とも。うう好き。

またその後のタイトル回収、「またねがあれば、なんて足掻くよ」まで少し間があるのも、「私」の感情がたかぶり言葉に詰まっている感じがして大好きです。

そして少し戻りますが、そのラスサビの前も特に好きなところです。むしろここが一番好きかもしれない。この曲で最も盛り上がるのはきっとここでしょう。

このパートは1番の初めにもある「思えば後悔は二つくらいしかないな」のフレーズから始まります。ただ最初と違って「あぁ、これで三つ目か。」どころではないたくさんの後悔が後から後から湧いてくるのです。それを最終的に「私」はこう1つにまとめます。

「未だ好きだったんだ。」

言うまでもないような告白です。簡潔なセリフです。それでも、どれだけ聴いても、私はこの曲のここの歌詞に毎度鳥肌が立つのです。

堪らなく好きなんです。

好きすぎるこの曲のnoteを書くにあたって、後で見返したときにそれこそ後悔ばかりが出てこないよう、最初に少し好きくらいの曲を試しに書いてからにしようか、などとかなり悩みましました。しかし今の私が語りたい曲は結局「またねがあれば 」しかなかったのでした。

あぁ、でもやはり語彙力が足りない(笑)

今回はここらでしまいにします。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。とても楽しく書かせていただきました。

それではまた、次のvocanote で。

#vocanote #VOCALOID

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