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あいうえお作文で自己紹介、だけど「自分」って何だ?という話。

最初は自己紹介から、と言われるが、自己紹介がなんとも苦手なので、あいうえお作文をつくってみた。

「い」…いつも笑顔とよく言われます。
「ま」…曲がったことが嫌いなド真面目で
「だ」…ダメージを受けやすい一面もあり
「も」…もらい泣きすることが多々あります。
「こ」…コーヒーがないと、朝がはじまりません。

うーん。難しい。捻りのない、普通の作文になってしまった。
この「いまだ もこ」という名前は、本名を反対に読んだ名前である。
大学時代に、とある有名サイトの企画で書くことを学んでいたとき、ペンネームとして適当につくった名前である。ネーミングセンスがないので、そのままここでも使い回すことにする。
自分の性格は、周りの環境によって多少変わる気がするので、はっきりとはよく分からないが、一番好きな自分は、「前向きでいつも笑顔で、話かけやすいあいつ」という自分である。
もちろんキャラ作りをしているわけでもなく、小さい頃から自然にそういう振る舞いになることが多いのだが、彼と一緒に暮らす家の中では、「口数がそこまで多くない、よく泣くあいつ」になっている。家でもよく分からないハイテンションで彼に絡むことは日常茶飯事なのだが、決して外では出ない自分が、家ではまあよく出る。基本的にわたしは泣き虫なので、意味もなくよく泣くし、映画やドラマを観ながらしょっちゅう泣く。なんなら、ギャグ映画でも涙する。監督や演者たちの、「楽しませよう」という姿勢に感動して、泣いてしまうのである。あいうえお作文でも書いたが、人が泣いているとほぼ100%でもらい泣きする。自分でも何とかしたいくらいの、泣き虫である。小学生のときは、算数が苦手で、わからない自分が嫌すぎて、算数を親に教えてもらいながら、数字を見ただけで涙が出てくるときもあった。今でもわからないことに対する自分のプライドが非常に高いので、わからないことに直面すると自然に涙がでてきてしまうのだが、いわゆる条件反射のようなものだろうと思う。
「絶対に怒らないでしょう?」と友人によく言われるくらい、外ではいつもご機嫌なわたしだけど、家では全然ご機嫌じゃない自分が時に顔を出す。小さなことで不機嫌になってしまうし、自分の思いを表現しようとすると感情が高ぶってよく泣く。念のために言うが、こういうときは、決して一緒に暮らす彼のせいではない。自分で勝手に怒って自分で勝手に機嫌を悪くしているだけなのである。(だから余計に困るのだが。)
外ではなぜあそこまでフレンドリーで、機嫌がいい「良い人」なのだろうか、と不思議に思う。だけどみんな、そんなものなんだろうと、勝手に思っている。
「あの子は絶対、裏がある」とかいうけど、多面性のない人間なんているのだろうか。周りとの関係で「自分」はいくらでもつくられていくものだと思うから、一つの顔しかもっていない人間はありえないと思っている。
悪い面も良い面も、自分の好きな面も嫌いな面も、やっぱりあるけれど、バランスよく生きていきたいなあ、と思う。
何が言いたかったのかというと、要するに自己紹介といって「自分」を説明しようとするのはそう簡単ではないよね、ということ。いろんな「自分」がいて、どの「自分」を推したらいいのか分からないし、そもそも「自分」って何だ、と考えてしまうので、なかなか一言では表せない。自分の経歴とかを自己紹介として話せばいい場合もあるけど、その自分の経歴でさえ、場を選ぶではないか。例えば外資系企業の面接で、「自己紹介をしてください」と言われれば、「大学の頃は国際交流に力を入れていて、インターナショナルな感覚を持っている自分」とか、「アメリカで働いていた」という経験を話すけど、海外との関わりがなく、英語も一切使わない、THE日系企業でこれを話せば、「いや、この子うちには合わないな・・・」と思われるのは当たり前である。そんな時は、「受験で死ぬほど頑張って、苦手を克服した努力家の自分」だったり、「コミュ力高くていつも笑顔の自分」を話したりするだろう。しかし、こういうnoteという場所で、特にテーマも決めずに自分の関心だったり頭の中を書いていきたいというわたしは、自己紹介なんて何を書いたらいいのか分からない、というのが本音である。

今日のところは、まとまりがないけれど、こんな感じで。
今後も面白かったこと、考えたこと、関心のあることなど、頭の中にあることをぽつぽつ出していけたら、と思う。


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