見出し画像

noteでデータをより使いやすく・身近な存在にするために取り組んだこと

noteでデータアナリストをしているmukuです。

もうすっかり冬ですね。近所の100均に鏡餅と門松が出ていて、早すぎる季節の移ろいを感じています。

さて、この1年、noteのデータチームは”note社が”データ活用を促進するためにこの1年で達成したいこととそのためのタスクを『データで登りたい山』と名付け、山頂を目指してきました。

データ収集から分析・意思決定まで、広く高い『山』の登頂のために、様々なことに取り組んできました。

半年前にnoteに入社した私も、もちろんその一員。
この記事では、私がnoteでデータをより使いやすく・身近な存在にするために取り組んだことを2つご紹介します。

オープン社内報とは?
一般的には社員しか見ることのできない「社内報」をだれでも見られるように公開することで、会社の中の様子を感じとってもらう記事企画です。
本日の担当:データチーム muku

だれでもいつでも好きな条件でデータが確認できるようにした

データチームでは、依頼を受けて分析をおこなうことが多くあります。
データが社内で活躍する場面が増えれば増えるほど依頼が増えるので、それ自体は嬉しいことなのですが、1つ1つ対応していては間に合わない状況に。データ分析の効率化・セルフサービス化が急務となりました。

そこで、依頼を受けて作成したクエリのほとんどに、SQLがわからなくても期間や条件を変えられるようなパラメータを付与。
それらをダッシュボードにまとめ、それぞれに「何かできるのか」「どう操作するのか」の説明情報を作成。
SQLがわからなくても、いつでも好きな条件でデータが確認できるようにしました。

ただ、これではデータが散在している状態。情報にはまだアクセスしづらく、活用の大きな障壁となってしまいます。
そこで、これらをすべて1つのスプレッドシート(データカタログ「DataPot」)に集約し、入口を一本化。1つ1つブックマークしたり、Slackを遡ったりする手間を減らし、アクセスしやすい環境をつくりました。

データチームとしては、いままで散在していた情報が1つにまとまったことで、似たような依頼が来た場合にも見つけやすく、効率的に案内しやすくなりました。

しかし、そのまま放っておいても自発的にアクセスしてもらえるほど浸透することはないです。
ということで、データカタログ「DataPot」の社内認知と活用方法の啓蒙に加え、そもそもデータを活用するとどんな効果があるのかといった内容を盛りこんだデータ活用のためのワークショップを実施。多くの社員に「DataPot」の存在と活用方法を浸透させることができました。

データチームへの単純な指標出力の依頼が減ったほか、「データチームに頼むほどではないけど、インプットとして持っておきたいなあ」という情報をすぐに探すことができるようになったという声ももらっており、データがより身近な存在になってくれていると感じます。

SQL勉強会を実施した

習熟度に関わらず、だれでもデータを活用できるようにするための取り組みは、今後も続けていきます。

一方で、データ活用が進んでくると、SQL(データを操作するためのプログラミング言語)を自分も学んでみたい!という声を聞くようになりました。

これは…仲間を増やすチャンス!

組織でデータ活用を促進していくためには、全体へのアプローチはもちろん、他部署のメンバーを巻き込んでいくことも必要だよな、と思っていたのと、まだ入社して間もない時期だったので、自分もデータチームの人間として認知してもらいたいなと思っていたところでした。

前職でSQLをあまり書いてこず、ここ数ヶ月でやっと人並みに書けるようになったばかりの自分が教えるのはどうなんだろう・・・と一瞬思ったものの、そんな自分だから簡単な言葉で教えられるはず!と、「はじめてSQLを書く会」と称して、SQLの勉強会を実施しました。

参加してくれたメンバーにニーズをヒアリングして、まずは手を動かせることを重視し、毎回できることが増えていくように構成を組んで進めました。

毎回テーマを決めて進めました

noteにはすでに書かれているクエリがたくさんあるので、まずはWHERE句の役割とその書き換え方から。業務でたくさん使うのでなければ、「書き換えられる」が一番早く価値になるかなと思い、邪道かもしれませんがこの構成にしました。

勉強会を終わりにしてから1ヶ月ほど経ちますが、すでに「共有されたクエリを少し直して、条件を変えて出力する」「条件を指定してリストを出す」という形で業務に活かせている様子を共有してもらえていてとっても嬉しいです!

勉強会の内容は、外に出せる形にアレンジして少しずつnoteで公開していこうと思っています。
社内で今回アプローチできなかった方にはもちろん、より多くの方にみていただいて、データ活用促進の一助になったらいいなと思います。

おわりに

データ活用はそれ自体が目的ではありません。私は、データがもっと使いやすく・身近な手段になることで、noteのみんなが本当にしたい・やるべきことに専念できる環境を作りたいと思っています。

習熟度に関わらず、データを活用できる環境を整える。
興味のある人・さらに深堀りしたい人も、もっと手軽に学ぶという選択が取れる。
1人1人が自分のちょうどいい距離感でデータと関わり、活用していけるように、これからも色々な取り組みをしていきます。

そして!

ここで書いたことはデータチームの取り組みのほんの一部で、やりたいことのほんのほんの一部です。
これからもたくさんのチャレンジをしていくために、一緒に働ける方を募集しています!

⛰ ⛰ ⛰

今回のバリュー


・多様性を後押ししよう / Promote Diversity

私たちは多様性を重視します。幅広いクリエイター、幅広いユーザーが集まることで、より多彩なコンテンツが生まれ、それをもとに交流が始まることで、社会全体がより豊かで幸福な場所になることを信じています。

・すばやく試そう / Try First

新しいことに取り組む時、まず、すばやく、小さく、試すことからはじめます。大きな問題は分割し、議論が長引きそうなときには、どんどん手を動かして、動くものを前に議論します。大事なのは事業を具体的に前にすすめることです。

この記事が参加している募集

オープン社内報

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?