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ABCD(アセット・ベースド・キャリア・ディベロップメント)戦略の思考法~ジブン株式会社ビジネススクール~

Voicy木下さん放送のジブン株式会社ビジネススクール、先日Chapter6が放送されました。ABCD(アセット・ベースド・キャリア・ディベロップメント)戦略というのは造語で、元々はCのキャリアという部分がコミュニティになっていて、地域にあるアセット(資産)をベースにして持続可能なコミュニティを築き上げるという考え方です。問題やニーズといった無いものをベースにするのではなく、既に地域であるもの、つまりはアセットに目を向けるやり方です。
この考え方を自分のキャリア戦略に落とし込んでいきます。


キャリアにおける無いもの(=問題やニーズ)って何だろう?

私のキャリアは20年以上、主にメーカーのBtoBセールスをしてきました。転職で会社を変えながら、国内だけでなく海外市場への営業も経験し、製造業におけるサプライチェーンやマーケティング戦略についても間接的に従事し、一定の理解はしています。
ここで企業(=ジブン株式会社としての顧客)にとって、自分に無いものはなんだろう?要求される経験やスキルはなんだろう?を考えました。

一つはチームをマネジメントした経験です。業界によって見方は異なりますが、一般的に40歳も超えると過去にチームマネジメントした経験はあるか?という事を企業(リクルーター)は期待します。
私は何か課長とか、マネージャーという肩書や職責を持ったキャリアが今のところ無いので、ここはリクルーターに対して無いものという答え方になります。
二つめは海外での駐在とか、特定の海外市場を開拓したというキャリアです。海外営業は経験し、国内外の代理店への商品プロモーションサポート業務や海外ユーザーへのダイレクトマーケティング業務は行ってきましたが、特定の国に住んでそこの文化や商習慣にどっぷり浸かって営業やマーケティングをした経験はありません。グローバルキャリアの視点でリクルーターに語るのであれば、この経験が無いとアクセントとしては弱いと感じています。

では、ジブンキャリアのアセット(資産)は何だろう?

無いものとしてチームマネジメントの経験を挙げましたが、それに対比する形でリーダーシップを発揮した経験がアセットになると考えました。以前に所属していた会社で海外営業をしていた時、海外の見込み顧客リストの作成やリスト先のアプローチに対するフォローアップMTGを周りの同僚を巻き込んでやっていた時期がありました。
残念ながら同僚を巻き込んでの動きは長く続ける事は出来なかったのですが(自分だけで続けていました 泣)、この様なアクションはマネージャーといった肩書に関係なく、自分のリーダーシップ(=内発的動機)に基づいて出来る事です。周りを巻き込むというアクションを積み重ねていけばどこかで、リクルーターや企業に対しての明確な自分のアセットになるのだろうと思っています。
今の会社では新しいマーケットの開発営業に関して、自社商品のユーザーを協業相手として巻き込み、マーケットを創る決定者(Decision Maker:ディシジョンメーカー)となる企業や企画担当者へアプローチを行っています。

別のアセットとしては、英語を使って業務全般(営業・マーケティング関連)を続けている点です。今は外資系企業になる為、ヨーロッパ本社の担当者相手に日本市場の状況や営業進捗についてレポーティングしたり、相談したりします。この辺りの仕事内容や経験をより深堀りして洗練させる事が出来れば、他の外資系企業であれ日系企業であれ、どこでも運用可能なポータブルスキルになると考えています。Voicy木下さんの放送でも営業スキルは大事と言われていますが、欧米企業での営業やマーケティングに対する考え方やエッセンスを前向きに吸収出来れば、差別化されたアセットになっていくと思います。

今回のまとめはこれ位にして、今後も自分のキャリアアセットの棚卸しを継続していきたいと思います。


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