見出し画像

社員に説明しながらアイデアの伝え方を形作る

某月某日

ある案件で、伝え方、ストーリーというか、ある製品の効果的な説明を考えるという機会があった。

アイデアはぼやっと頭にあるものの、文章にするのに腰が思いなぁ、と思って手をつけていなかった。

ちょうどそこに、社員のMさんから、明日の打ち合わせの内容はなんですか?と聞かれたので、
それはね。。。と説明し始めた。

Mさんは日本語がネイティブではないので、英語で説明する必要があり、英語で、もともとの背景から、「こうこう、こうで」と説明していると、だんだんアイデアを相手に伝えるべき文章の道筋が見えてきた。

Mさんとの会話が終わって、すぐに目の前に開いていたメモ用のテキストエディットに、さっき説明した内容を説明した順に日本語で文章を書いていくと、ちょうど良いたたき台が出来上がった。

何かアイデアがまだ少しぼやけていて、それを文章や資料にしないと行けないときは、近くにいる人にまずわかりやすく説明するといいかもしれない。

今回無意識にやったように、説明しながら「なぜそうしようと思ったのか」も説明に付け加えていくと、相手からも似たようなケースの話が聞けたりする。そういうものも、最後の文章・資料にヒントを与えてくれた。

またなにか文章化、資料化しようとして手が止まったら、近くにいる人に説明しながら手を動かして見よう。

ちなみに、SNSやWebなどで誰かに製品や出来事をストーリー性をもたせて語る・伝える行為やそのストーリー自体のことを英語圏ではNarrative(ナラティブ)という言葉で表現しているのをここ数年よく見るようになった。
「彼には非凡なNarrativeの才能がある」とか「これは製品の作り手の情熱が伝わる素晴らしいNarrativeの1つだ」のように使われている。
「Narrative」のほうが、「ストーリー」よりも、”語り手が語り聞かせている”という要素が強く”伝わる感”を醸し出す言葉だと僕は感じている。近いうちに日本でも頻繁に使われるようになるかもしれない。

つづく。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?