理由とかは全部嘘だった

座って読めるタイプの本屋で、「モラルハラスメント」という本をちら読みした。あれ、うちで起こったこと見てたの?というぐらい、うちの母親(モラハラパーソナリティー)と我が家で起こった出来事が時系列で描写されていた。

最初は矛先がパートナーに向くこと。子供の自我が芽生えだしたあたりから子供にも暴言が向けられること。ヤバイ時期とうまく行ってるように見える時期(ハネムーン期)を繰り返すこと。配偶者はなかなか加害者から離れられないこと。子供にも深刻な影響が出ること。相手を変えようと足掻くけど全部無駄なこと。結局モラハラパーソナリティーの配偶者と離れない選択をする人もいること(うちの父親だ)。

DV被害者の人はご存知だと思うが、モラハラ―というのは自分の暴力・暴言がいかに必然的なもので自分に責任がないのか、自分の生まれ持った特徴や成育歴から切り離せないものですべては周りの人間と環境が悪いということプレゼンしてくる。うちの母親の場合なら、女だから、末っ子だから、母親(私の祖母)が家のこと以外で忙しかったから、父に女心が分からないから、などなど特徴的なものもあるので以下割愛。

子供はあまり知識とか経験がないので、お母さんもかわいそうな人なんだなって、ちょっと思ってた。でも、それは全部嘘だった。

彼女の行動は男性モラハラーの皆様と判で押したように同じで、結局そういうことだ。単なるモラハラーの言い訳で、それ以上でもそれ以下でもないということが(これまで他の方のnote記事を読んでわかっていたけれどさらに)よく分かった。

その本は結局、自宅に置いておくのはどうしても無理で、棚に戻してしまった。本屋さん、ありがとう。あと何年かかるかわからないけどもうちょっと気持ちが落ち着いたら買います。


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