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その②開発全体のお仕事ざっくり!

そもそもプランナーって開発のどこに関わっているの?
デザイナーは絵、プログラマーはプログラム。プランナーは?
という疑問を解消するために、
ゲーム開発全体のお話をさせていただきます☺

■ゲーム開発における役割
ゲームは多ければ1000人を超える規模で作っています。
だからこそある程度の役割分担が必要で、
まずはその役割をご紹介いたします。

・プロデューサー
ゲーム開発から販売までを考え、
コンセプト(ゲームの軸)を元に戦略を考える人。
メタルギアを生み出した小島秀夫さん
マリオを生み出した宮本茂さん はこのお仕事ですね☺

開発費10億円よこせ!15億儲けさせてやる!
会社でゲームを作る場合はそんな感じで
世界観や販売戦略をプレゼンし、
開発をスタートさせる人でもあります。
ゲームは開発チームと販売チームに分かれることが多く、
その総合的なTOPがプロデューサーです。

・ディレクター
開発チームのトップ。
決まった戦略を元にゲームを作り上げる責任者です。
面白いゲームができあがったら、だいたいこの人のおかげ!
皆の頼れるリーダーです。

ゲーム全体の概要を決め、
実際に作り上げる過程を管理し、できたものをチェックして、
戦略に沿った面白いものを作り上げる仕事です。

・プランナー
会社によってはゲームデザイナーとも呼ばれてます。
実は海外だとその呼び方が主流かも!
ディレクター一人だと要素を練り切る時間が足りないので、
最初に決めた概要を元に各要素をプランナーが作り上げていきます。

マリオで例えると…
・世界観を詳細に決める人
・敵キャラの種類を決める人
・ステージを決める人
・アイテムとマリオの動きを決める人
といった具合に担当が分かれます。

任された担当部分の要素を決めて、
プログラマーやデザイナーと連携し、
担当部分の要素を面白く作り上げるのがプランナーのお仕事です。

・デザイナー
プランナーと一緒にデザインを考え、
キャラや背景、画面に表示されるウインドウなど
ゲーム内に表示されるものを作り上げるのがお仕事です。

キャラクターが可愛い!
世界観すご!!となった場合はだいたい彼らのおかげです☺
ほんとデザイナーは神。

・プログラマ
デザイナーが作ったものを
ゲーム内で動かし、遊びのルールを作り上げる人です。
マリオで例えると、
ボタン押してキャラが動き、敵にぶつかるとダメージなる
という制御を作ってくださってます。
プランナーとしては頭が上がらない笑

PS4でめちゃくちゃ広いマップで遊べるようになったり、
スマホで大規模オンラインゲームが遊べるようになったのは
だいたい彼らのお陰です!

だいたいこのようなメンバーで作っています。
他にもシナリオ、サウンド、広報、マーケティングなど
複数の人が関わっていますが、それはまた後日記述します。

■ゲーム開発の流れ
1000人が最初から皆でゲームを作るのではなく、
いくつかのステップを踏んでいきます。

①企画審査
プロデューサー、ディレクター、アートディレクター、マーケター
といった少人数で、
まずはどんなゲームを作るか?を決めます。
その決めた内容を元に、
社長へ金をよこせ!とプレゼンします笑

②プロト版を作る
出来上がったゲームがつまらない…
そんな事態を避けるために、
まずは少人数で簡素なゲーム。プロト版と呼ばれる物を作ります。
マリオで例えると
最初のステージで遊べる!とうぐらいの作り込みですね。
ここでできた物が面白くない…
そうなった時は面白くなるまで作り直します。

③量産体制に
プロト版が面白くなればいよいよ量産です!
この段階から徐々に人が増えていき、大量生産が始まります。
開発チームが一体となり、
ゲームを作り上げていくのはお祭り気分で最高に楽しいですよ☺

④テストプレイ
量産が終わり、ゲームが出来上がったら
問題(バグ)がないかをテストしていきます。
ここでのチェックが甘いと、
皆さんがゲームを遊んだときに壁をすり抜けたり、
アイテムが手に入らなかったりします💧

⑤宣伝・発売!
テストが終わればいよいよ発売です!
時間をかけて作ったものが店頭にならんだり、
アップルストアに表示された時は感無量で、
Twitterのコメントなどついついチェックしちゃいます笑

サポートは不要です! あなたの学びにご活用下さい☺ いずれ一緒にゲームを作りましょう♬