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Eテレ史上最も尖ったインタビュー番組『ねほりんぱほりん』が今年も開幕!

どうも。ヘビーTVウオッチャーの瑞野蒼人です。

さて、みなさん。今年もついにこの季節がやってきました。毎年10月から期間限定で放送される、NHKEテレの大人気番組「ねほりんぱほりん」!今年も、シーズン6が堂々スタートしました。私はもはや「ねほりんぱほりん」の新作を見るためにNHKの受信料を律義に払っていると言ってもおかしくはないぐらいですね。

ちなみに、10月からスタートした
シーズン6のここまでのラインナップは

「女子刑務所にいた人 前編・後編」
「香港のデモに参加していた人」
「親が”神様”を名乗る人」

という、相変わらずゴリゴリで切れ切れのテーマ選択。

今夜は一番下の「親が”神様”を名乗る人」の回でした。子どもの頃から母親が宗教を立ちあげ、神を名乗っていたという女性の方が登場し、その生い立ちや波乱に満ちた幼い頃のお話をしてくださっていました。

いやー・・・リアタイしましたけれども、本当にねほぱほって毎回濃いんですよね、いい意味で遠慮がないというか、YOUさんと山里さんがガンガン突っ込んで質問していってくださるのが、「本音さらけだして話してる」って感じがしてすごく面白いんですよね。


[ねほりんぱほりん] シーズン6
放送開始スペシャルおまけ動画 |
-NHK公式YouTubeより-


で、今回のテーマ。

最近、ネットスラングだったはずの「親ガチャ」っていう言葉が社会的に浸透し出している、という背景もあり、今回の「親」というテーマは非常に身につまされたというか、こういう親になってしまうかもしれないという危うさみたいなのをとても感じましたね。子どもは親を頼ることができるけど、子供を育てる親側って結構孤独になりがちですからね。まして今の核家族中心の少子化時代。そりゃー、助け合いという風習がなければ頼るのは心というか信心というか、宗教に走っちゃう親もいますわな、という感想を持ちました。

親、というよりも「子育て」という行為全体に言える危険さと、それにいつまでも呪われてしまう子供の不遇。出演してくれた女性の痛々しい体験談を聞いていると、自分はそうなってはいけない、支え合い、孤独になることのない子育てをしないとな、とひしひしと痛感しましたね。

ただ聞きたいことを聞いておしまい、という番組じゃなくて、今の時代を切り取るようなテーマとか現象をつぶさに捉えて、社会の暗部?というか、地中?に潜ってわかりにくくなっている問題をしっかり提起してくれる。それこそが、ねほりんぱほりんの存在意義であり、面白さなんだろうと、最新作を見ながら私は思いました。


というわけで、「ねほりんぱほりん」。
最新回は見逃し配信サービス・NHKプラスで。
過去の放送回はNHKオンデマンドでそれぞれ配信中です。

あと、今年の大みそか→元日の深夜にも、たぶん「あけましてねほりんぱほりん」という新春アンコール特番をやってくれると思いますので、それも楽しみにしつつシーズン6を堪能していこうと思います。みなさんも、金曜夜は「ねほりんぱほりん」をぜひご覧ください。払おう、受信料★



おしまい。



ー追記ー

ねほりんぱほりんの大事な要素である「人形劇」の舞台裏に同じNHKの「プロフェッショナル~仕事の流儀~」が密着しています。これも面白いので合わせてお楽しみください。


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