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[月記]24年6月 短歌

最近、短歌を読むようになった。そして短歌を詠むようになった。

短歌。『万葉集』を思えば古臭いイメージもあるが『サラダ記念日』を思えば意外と新しく瑞々しい。
何冊か現代短歌の本を読んでみる。まるでお洒落な邦楽の歌詞の一番格好良いところを抜き出したみたいな短歌が並んでいて、気持ちがきらきらする。それらは感性が鋭かったり、視点が新しかったり、言葉選びが素敵だったりして、私の琴線を緩く、素早く、強く弾く。

それは孤独だ、それは条理だ、それは愛情だ、それは静寂だ、それは挫折だ、それは閉塞だ、それは忘却だ、それは繁栄だ、それは魔力だ、それは渇望だ、それは反逆だ、それは幻想だ、それは裁決だ、それは祈祷だ、それは波及だ、それは心象だ、それは希望だ、それは断絶だ、それは永遠だ。

言葉を紡ぐとき、私たちはひどく開かれている。それが短歌だ。

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