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正しさから距離をとれ(火星ふたご座期:2021/3/4~4/23)

「よさそう」「正しそう」から離れる。

この記事の趣旨は以上です。ちゃんと読んだほうがよさそうだ……と思った方は、今すぐブラウザを閉じましょう。
というか私も「記事を書いたほうがよさそうだ」と文章を錬成している面もあるので、書き手自らすべてをぶん投げたほうが"よさそう"な気がします。
と言ってるそばから「こうしたほうがよさそうだ」が発動してしまいました。どうすればいいんだ……。

いきなりどん詰まりになりましたが、さすがにすべてをぶん投げるには早すぎるので、とりあえず事実でも確認してみようと思います。
2021年3月4日~4月23日にかけて、火星がふたご座を通過します。
この事実になんらかの意味を見出すことによって、「占星術っぽい文章」が錬成されます。

というわけで、今回の記事でも火星ふたご座にかこつけてそれっぽいことを書いていく予定です。
こういう言い方をすると、読んでくださる方が激減する気もするのですが、それはそれで今回の記事の内容にも合っているのでOKです。

ちなみに、ふたご座生まれのひと限定ではなくて、創作をやっているひと全般に向けた内容です。


そもそも火星ってなに?

占星術的にものすごくざっくりと言うと、火星は生き残るための武器です。本能をあおり、命を燃やす着火剤です。目の前の環境を切り拓き、自分自身を切り裂く刃です。持て余しているとくすぶり、押し入れにしまい込んでいると生き血を求めるようになります。

火星をちゃんと使ってあげることで、より強い作品をつくり、よりぶっ刺さる発表ができるようになったりします。あと、コンテンツにあふれているこの時代、自分の作品の存在に気付いてもらうためには、火星の持つアピール力が必要不可欠です。
なので、「火星を活用することで、より強い創作マンになろう!」がこの記事の趣旨です。でも、すべての創作マンが屈強になる必要はないよな…。


話半分で聞き流せ

火星は1.5~2年間かけて太陽の周りを公転します。

いわゆる12星座は黄道(太陽の通り道)上の位置を表していて、おひつじ座から始まりうお座で終わります。

今回、おひつじ座の入り口を出発した火星が太陽の周りを一周する期間は、2020年6月28日~2022年5月25日です。
火星がおひつじ座にいた2020年6月28日~2021年1月7日の間に始めた・始めようかな~と思ったものごとを発展させて(よくわからない方向にぶっ飛んでいくこともあります)、火星がやぎ座に入る2022年1月24日~3月6日あたりになにかしらの結果や成果物として着地させたいです。
それ以降は今までの振り返りとかに費やします。

という話を聞いて、「来年にはこうなっていたいな、こんなことができるようになりたいな、あれを完成させたいな~」というイメージ(あるいは具体的な計画)が思い浮かんだ方もいるのではないでしょうか。いい感じですね。
が、このとき、「こういうことをするのが正解なんだろうな」「これくらいできるようにしたほうがいいんだろうな」と考えてしまう場合は要注意です。
今は火星ふたご座期なので、そういった「正しそうなこと」からは、意識して距離をとっていきましょう。ふたご座は正誤や善悪の判断をせずに、情報の出し入れをしていく星座だからです。

火星がふたご座を運行する期間は、2021年3月4日~4月23日です。

なぜ「正しそうなこと」から意識的に離れる必要があるのでしょうか?
それは、「正しそうなこと」が「自分にとっての正しいこと」であるとは限らないからです。
人気のある作品や名作といわれている作品が「いい」とは思えなかったり、がんばって「いい」とされている職に就いたのに合わなかったり、「いい」とされているものの維持コストが馬鹿にならなかったり……。

みんなの言う「正しそうなこと」「よさそうなこと」のほうが、実際に(正しいかどうかは別として)自分にとっても「いい」場合も往々にしてあるので、あえて選択するメリットもあるでしょう。
が、人間は「声が大きいほう」を正しいと思ってしまったり、「すごそうなひと」が発信しているものごとを「よさそうだ」と思ってしまう生きものなので、たった一人にとっての正解(だったらまだいいんですが……)に振り回されてしまうおそれもあります。まあ、だれかに振り回されるのもそれはそれで楽しかったりすることもあるので、なんとも言えないところもあるのですが……。

なので、火星ふたご座の時期は「正しそうなもの」「よさそうなもの」を注意深く無視していきたいです。
そういったものを否定したり、反動で真逆な行動(正しくなさそうだったり、よくなさそうだったり)をとる必要はありませんが、話半分で聞き流せると"よさそう"です。この記事の内容も「ほーん……」とわかったようなわかってないような態度で流しちゃってください。


「正しくない・よくない・悪い」に注意

できれば自分の内側にある「正しさ」からも距離をとっていきたい時期でもあります。
というのも、「こういうのが正しいはず」という思いこみがあると、選べるものが狭くなってしまったり、マンネリ化してしまったりするからです。あたまが硬くなってネタ出ししづらくなったり、「なに当たり前のことを言ってるんだ」的なつまらなさにも繋がってくるので、定期的に「正しさ」から離れたほうが創作もはかどるはずです。

ちなみに、火星は否定のエネルギーでもあります。
なので、「正しくない(悪い)」となにかを断じているときや、「正しくないものを正さなければ」と焦っているときほど、自分の内側にある「正しさ」が浮き彫りになっていると考えられます。「正しくない」という判断は、自分の中に「正しさ」がないと発生しないんです。
このとき、負の感情を伴うことが多いので、内在化した「正しさ」を自覚しやすいというメリットがあります。

この「正しくない(悪い)」が外に向かっているときはまだマシなんですが、自分に向いてしまうとつらいです。創作をするための貴重な気力がガリガリと削られてしまいます。
自分で「正しさ」を設定して、自分で自分自身を「正しくない」と裁いて消耗するとか……なんかこう、もうちょっとやりようがある感じもしますよね……?

この「やりよう」が、「自分の内側にある『正しさ』から意識的に離れること」です。
火星ふたご座の時期になにかを「正しくない・よくない・悪い」と断じているに気づく練習をしておけると、「最近創作が楽しくない」「前ほどのびのびとできない」といった悩みにも対処しやすくなるはずです。

といった感じで、いつになく真面目な話をしていたような気もします。
が、冒頭にどーんと書いた趣旨のとおり、この記事に対して「もっともだ」「正しそうだ」と感じた方こそ全力で流してください。
かくいう私も「記事を書いたほうがよさそうだ」という気持ちで最後まで書き切ってしまいましたが……。

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