2022年は勧められるがままに触れ続けた

もう幾日か過ごすだけで2022年も終わる。終わってしまう。
行くな2022年。私はまだ何もしていない。何もし終えていない。だから行くな。私にもう少しだけ時間をくれ。2022年に相応しい事をやる時間をくれ。
そう思ったとしても、時間はあっという間に過ぎ去っていく。
これを書いている間も時計の針は止まったりはしない。おのれ時間。2023年こそ反撃してやるぞ。去年も似たような事を言っていた気がしないでもないし、何なら10年以上繰り返している気もするが。
そんな堕落したn度目の一年となった2022年なので「今年意識的にやっていたこと」なんてものは殆どない。あえて上げるのならば「勧められるがままに視聴する」ぐらいだろうか。

アニメ、漫画、ゲーム小説、映画に演劇。
興味があれば横断的に見る人間なので、興味が湧いた作品は今年も多かった。が、実際に見る時間もさることながら見る前も見た後も精査する時間が圧倒的に足りない……!
私は作品を見て「ハイ終わり」となる人間ではない。「しゃぶり尽くす」とまではいかないまでも、美味いところは出来るだけ食べておきたい。せめて自分の心の本棚のどこに入れたい作品なのかぐらいは考えたいのである。しかしそのための時間が今年は圧倒的に足りなかった。足りない事がかなり初期の段階でわかっていた。
そうした事情もあって、今年は「これ、今年発売予定のゲーム的にも、公開予定の映画的にも全部チェックするのは無理だな」と思った段階で色々放棄した。「勧められるままに見よう」「評判が良さそうなものから見ていこう」に思考を切り替え、そのとおりに見た。ライブも優先順位は評判次第で切り替えて配信で見たりしていた。
シェフの気まぐれスタイルである。
この超受動的かつ堕落的な考え方は、一つ一つの作品に向き合う時間をそれなりに作ってくれた。またおまけとして「自分ではまず見なかっただろうけど、見ておいて損はない作品」と出会わせてくれたり、自分の中の未開拓な領域を開拓してくれた気がした。
詳細は反省会で書くつもりだが、宝塚歌劇団に興味はありつつも見る機会が生まれたのは誘ってくれた友人がいるからだ。『バーフバリ』の監督の最新作『RRR』をなんとか見ることが出来たのも評判の良さを聞いたからだし、そもそも『ポケットモンスタースカーレット』だって「どうも良さそうだぞ?」という反応を見たからである。
そんな受け身の一年の中で出会ったのがそう、芸術の巨人タローマンである。
『シンウルトラマン』『ウルトラマントリガー』『ウルトラマンデッカー』『TAROMAN』。
今年の特撮を代表する四大マンとして語り継いでいきたい。まあ再放送なんですけどね、TAROMAN。今年になってタローマンを知り、タローマン祭りを羨ましく見ることになるとは思わなかった。
何にしても。
来年以降はもう少し攻めた姿勢で作品と接していきたいのだが、もうすでに1月末に『ラブライブ!スクールアイドルミュージカル』のチケットがあって、これも初回公演を見た友人から「見ろ」されたのでチケットを確保したんですよね。
まあいいか。

プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。