てぃくる 986 なんだ、君は!
「いきなり出てきたらびっくりするではないか!」
「去年の秋からずっといるよ」
「気味が悪いからさっさと退去してくれ!」
「そうはいかない。出番はこれからなんだ」
「徒党を組んで、人を脅そうっていうのか!」
「驚いてるのはあんただけだよ。俺らは静かなもんだ」
「なんだ! グロいのは見かけだけか!」
「ふふふ。少しずつでかくなるから、もっとグロくなるぜ」
「こいつ……でも、こけおどしに過ぎんのだろう!」
「まあな。せいぜい、鼻に悪さするくらいなもんだ」
つーことで。裸枝においしくなさそうな極細ウインナーがぶら下がってますが。ハシバミの雄花です。正確に言うと雄花の蕾。開花時にはさらにでろーんと長くなります。ちなみに雌花はまだ冬芽の中で眠っているので、今は見ることができません。
ハシバミの花粉は花粉症のアレルゲンになるんですが、それほど大きな木にはなりませんし、スギ、ヒノキに比べればかわいいものかなと。見てくれはちっともかわいくありませんが。
おまえらが退けと喚きし杉の花
(2023-02-20)
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