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てぃくる 37 拝金主義

なにきれい事言っとんねや!

世の中、銭や!

 いや、世の中が銭なわけじゃなく、あんたが銭なんだろが。と、思わず突っ込みを入れたくなりますが、ゼニアオイでございます。
 この花のどこがゼニなんだろうと不思議に思っていたんですが、花のサイズがかつて中国で用いられていた五珠銭とほぼ同じだったからという説があり、思わず納得。

 江戸時代に観賞用として持ち込まれたものが逸出してあちこちで野草化しており、銭とは無縁に見える半雑草なんですが。ところがどっこい、薬用としては昔から定評があるようで、咳止め、消炎、下痢止めなどの効果が期待出来るそうです。
 それに、なんとなんと! 食用になるそうで。柔らかい若葉には癖がなく、灰汁抜きも不要。刻んでしっかり煮込めば食べられるようです。ただし繊維がとてもきついので「さっと茹でてお浸し」系は無理みたいですね。

 もちろん、コモンマロウ(ウスベニアオイ)同様に花をお茶にすることも出来ますし、その薬効も同じように期待出来ます。
 大金持ちにはなれそうにありませんが、小銭分くらいの価値は充分にありそうです。

(2013-07-21)

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