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青と紫(詩)

青と紫の夜は雨に濡れ
車がワイパーの鳴き声で飛び去っていく
傘の中の二人は明日の意味も知らずに
青と紫に染まった舗道を歩き続ける
車のライトに怯えながら
まるで影絵のように
まるで波間のように
揺れながら引きずられながら
ゆっくりと 果てしなく
青と紫の足跡だけを残して

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