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ゆっくりと.

ゆっくりと仕事にも
慣れてきた頃。
一瞬で過ぎ去っていく毎日。

学生の頃の私は
就職するつもりはなく
好きにお金を稼げたら
いいかな、なんて
呑気なことを考えていた。

最後の授業の日に先生から、
「先生のお友達が人探してるねん、
一回話聞くだけでもいいから
会ってみいひんか〜?」
いつもお世話になっていた先生で
専門学校に入ってから
いちばんに大好きで
お世話になった先生からだったので、
私は初め聞いた時断ったのだが
なぜか頭の中からその言葉が消えなくて
周りの人にも、行くべきなんちゃう?とか
話だけ聞いてみたら?と
話をしてくれた。

思い立った瞬間に先生に連絡して
話を聞きに行く事にした。

当日
話を聞くために駅で降り
オフィス街を歩いていた。

駅には1時間前に着いたはずなのに
ぐるぐると同じ道を回っていた。
そう、わたしは方向音痴なのだ。

もう約束の時間に間に合わないと
思い、道に迷っている事を連絡した。

するとすぐに電話をかけて来てくださって
私の居るところまで迎えに来てくれた。
私の大好きな先生に良く似ていて、
とても惹かれたし、この人の所でなら
頑張ってみようかな、と思えた。
そして私は就職を決めた。

その時に1番に思ったことは
もしも、辛い仕事だとしても
私は大好きな先生の為だったら、
頑張れるかもしれない
私がここで働く事を
1番に喜んでくれて、
困ったことがあればすぐに
相談してね1番に寄り添ってるよ。
安心して頑張り。
と強く背中を押してくれる先生と
ここで卒業した後も繋がっていれるから
頑張ろうと思える。

仕事にも慣れて来て、
出来ることも増えた。
またちゃんと前を向いて
いちから頑張ろうと想う。


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