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「雨」配信リリース

2024年9月8日に、「雨」という曲を配信リリースすることになりました。

前回のリリースが、昨年の5月の「言葉はいらない」だったので、一年四ヶ月ぶりのリリースとなりましたね。

このペースで自分の楽曲を全てリリースしようとしたら、あと200年くらいかかりますね。笑

マイペースのリリースですんません。

今回のこの「雨」という曲は、2021年の10月にライブで初披露した曲です。

披露した場所は下北沢にあるDY CUBEさん。その店長(当時)のタイキ君に誘われたイベントが「慣性の法則-雨-」というタイトルでして、出演者全員が「雨」というタイトルで新曲を披露するという、宿題を提示されたイベントでした。

実は別日に雨以外にも色々とあったんです。ハート、ダイヤ、クローバー、スペード、、、みたいに色々なタイトルの日がありました。

僕はまだ雨だったら書けそうかなと思い、雨を選びました。スペードとか何も思い浮かばない。笑

楽曲依頼を受ける際に、曲調だったりテンポ感だったりとか、そういうことを指定されることはあるんですが、予めタイトルが決まってるっていうことはあまりなくて、自分の経験では的野祥子に提供した「アンコール」くらいでした。

雨というタイトルで曲を作るってなった際に、暗い曲にはしないようにしようと思ってとりかかりました。

僕の場合は、まずサビのメロディから作ります。

ピアノかギターを弾きながら作るか、鼻歌で作るかの3パターンですね。意外と鼻歌で作ることも多いです。

雨をどうやって作ったかまでは正直覚えてないんですが、おそらくピアノで弾きながら作ったような気がします。ライブもピアノで歌っていたので。

サビのメロディを作ったあとに、なんとなくサビに歌詞を入れてみて、雨の中恋人を迎えに行くみたいな設定にしようと思ったと思います。

東京で暮らすようになって、電車に乗る機会が増えて、雨の日になると駅前がいつもより混雑するということを知ったんです。

雨なので迎えに来てる人が多いんです。

あと単純に傘なくてどうしようか迷ってる人。

正直僕は後者なんですが、なんかその迎えに来てる人たちにスポットを当てて書いてみようと思いました。 

ただ、駅に迎え行くだけで歌詞書くのめちゃムズくて、色々と展開を考えて、迎えに行く人と連絡がつかないようにしようと思いました。

この時代、連絡つかないっていう設定無理あるんですよね。笑
電話の充電切れた設定にしようかとか思ったけど、それ歌詞で説明すんのも変やなと。
なので、家に忘れてきた設定にしました。

そこから自分の妄想を膨らまして、ええ感じに最後着地するように書いたような気がします。

わりとすんなり書いた気がするんですが、一箇所だけ実はめちゃくちゃ悩みました。

「携帯」って言葉が出てくるんですが、僕が10代20代だったら「スマホ」って書いてたかもしれません。

ここを本当どっちにするかで迷いましたが、自分自身は「携帯忘れた」みたいな感じでいまだに自然と携帯って言ってることがありまして。
この話の登場人物も30代以上かなと思い、使ってんのはスマホやけど、携帯って言うかなと思い、最終的には携帯という言葉にしました。

若い人には古くさく聞こえるかもしれませんね。笑

ちなみに、そのDYCUBEのイベントが終わった際に、店長のタイキ君から「今後この曲を歌われるなら、タイトルはどうぞお好きに変えて下さいね。」って言ってくれたんですが、僕はなんか雨がしっくりきてまして、そのまま雨で歌い続けてました。

僕自身、過去色んな曲を書いていくなかで、時々ショートドラマのような曲も書くことがあります。30代になってからはとくに増えたかと。

歌ではあるんですが、一つのドラマを観てるような感覚になってもらえたら嬉しいです。

今回のアレンジは、ギターとピアノと歌だけというシンプルなものにしました。
普段のライブの感じがそのまま出てるようにしたくて。

今回、ピアノは僕のライブでは欠かせないりゅうちゃんに弾いてもらいました。
実際一人でライブで歌うときは僕がピアノで弾き語りすることが多い曲なんですが、ワンマンでりゅうちゃんと二人でやったときに、やっぱりりゅうちゃんのピアノいいな〜と思い、今回もお願いいたしました。
りゅうちゃんはどの曲も原曲を大切にしてくれていて、僕が弾いてるピアノのフレーズとかも弾いてくれたりするんですが、今回は僕のショボいピアノは忘れて(笑)、りゅうちゃんなりに弾いてほしいという要望でお願いしました。いい意味で僕が弾いてるフレーズとかを派生してくれてて、全く別物には全然なってなく、りゅうちゃんの色も出ていて、めちゃくちゃ素敵なピアノを弾いてもらいました。一言、天才か。

りゅうちゃん、本当にありがとう!


レコーディングやミックス、マスタリングは、「ふれる」「言葉はいらない」でもお世話になりました、Good Comingの原口さんにお願いいたしました。

原口さんにディレクションしてもらいながら、ギターと歌を録音しました。

ちなみにイントロとアウトロでギターのソロみたいなのがちょいと入っているんですが、レコーディングの合間に僕がギター弾いて遊んでたら、原口さんにそれ録ろう!って言われて、急遽録ることになりました。ミズケンよく頑張ったねと思って聴いてあげてください。

ボーカルもAメロから順に歌って録ってたんですが、ラストのサビになったら原口さんから「これいい歌詞やね〜、最後どうなるんかと思いながらドキドキしながら聴きよったんよ〜」って一視聴者として楽しんでもらえてました。笑

ボーカルのディレクションは歌詞一文字単位でアドバイスしてくれます。本当に真剣に取り組んで頂き、感謝でいっぱいです。

原口さん、ありがとうございました!


というわけで、いよいよ明日配信リリースとなりました。

「雨」

どうぞよろしくお願いします。

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