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毎日ブログ 95日目(2020/6/2)
(※この記事は自社ホームページからの転載記事です)

タイトル通り、
今日はリーダーについて
考察をしてみようと思います。


私も昔、企業に勤めていた時代はありました。
その組織の中で、私はリーダーではなく
いわゆるナンバー2、3的な、
「参謀としての立ち位置でいたい」と
考え、行動してきました。


時にはリーダーを補佐し、
時にはリーダーの意見にアンチテーゼを唱え、
時にはリーダーの代理として。


そんな中で自分なりのリーダー像というのも
考える機会が多かったように思います。


みんなが自由に仕事をできるように
後ろから見守り
ミスをフォローし、
時に前に出て盾となる存在。


これが私の理想とするリーダー像でした。


しかし現実は、
業務上で「何らかの成績を残したもの」が
リーダーになる機会が多く、


しかし多くの人は、
成績は残したものの
リーダーをとしては力不足で
リーダーとしての成績を残すことができない。
そんな人が多かったのも感じています。


それは何故でしょうか?
単純に
過去の日本企業の在り方を
引き継いできている

事が原因なのだと思います。


今から約25年前の
バブルが崩壊する以前、
その時代の日本は
高度成長期を呼ばれ、
何もしなくても業績が上がる時代
と呼ばれていました。


成績を残すという事は
会社に対して貢献したという事。

その報酬として役職を送り、
その個人は成功者としての栄誉を得るとともに
周囲の人はその姿に憧れ
その号令の下に仕事をしてきました。


要するに昔の日本のリーダ^-は
「号令者」だったのです。
それが悪い訳でもなく、
仕事の仕方を見せることで、
部下が真似をして業績が上がったのも
まぎれもない事実なのでしょう。

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もっとはるかに昔。
戦国時代の武将も同様です。
命を懸ける戦場で先頭を駆け、
常に味方に背中を見せる将軍は
兵士たちにとっては士気を上げるのに
必要不可欠な存在でもあったと思います。


そういった時代背景を経て、
日本のリーダーは
「背中で仕事を見せる」存在であることが
組織の中で求められ、
それをできるだろう人材が多く
役職者として登用されてきたのだと思います。

が、時代が変わりました。
インターネット、特にSNSの普及によって
若者が変わりました。
変わっていないのは、
我々おじさん世代のみです。

上司への期待

上の図を見ると
上司の事を尊敬している新入社員は
半数を切っています。


入社したばかりの新入社員が
既に上司を信用できていないという
これは恐ろしい調査結果です。


そして求められている
上司としての人物像は
1.丁寧に指導できる人物
であり、
2.厳しい指導をする人物
3.周囲を引っ張る人物

は敬遠されがちという結果。


昔ながらの「熱血! 暑苦しい」上司は
現在は求められなくなった、
という事です。


絶対にしてはいけないのは
「これだからゆとりは…」
の一言でまとめてしまう事。


企業が組織として
常に新陳代謝を求める以上は
ゆとり世代と言われる方々を含めて
これからも若者を採用し続ける必要があります。


ダイバーシティを基準として
受け入れる体制を作っていく必要を
感じて欲しいと思います。

時代の変換によって
リーダーとしての資質は
「牽引するリーダー」から
「寄り添うリーダー」に
変わっています。


1on1ミーティングなどが近年流行り、
従業員の話を聴くことの大切さが
多くの場面で謳われています。


しかし時代は
さらに加速しているようです。
巷で聴く話では

「後ろから見守り、みんなに守られるリーダー」

を求める声が上がっているとの話。


私の理想のリーダー「見守り型」に
近いようで異なるリーダー像です。

理想のチームというのは、
リーダーが時には背中を押し、
時にはメンバーを見守る。

誰かが失敗したらフォローに入り、
リーダーが失敗したら、
メンバーがフォローする。

また時にはリーダーとしてではなく
ひとりのメンバーとして
別のプロジェクトに参加する。


相互フォロー体制を作れる人が
これからの時代に求められる
必要なリーダーの姿なのです。

今回は便宜上、
リーダーと書いてきましたが、
実際のところ管理職というのは
英語でいればマネージャーですよね。


芸能人・タレントのマネージャーの様に
「部下を輝かせる」事こそ
真のマネージャーで在り、
結果として自分の評価にも
繋がるのではないでしょうか。

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