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「女子力」ってなにりょく? -Gender identity-

毎日ブログ 129日目(2020/7/6)

以前から疑問でした。

女子力って、よく聞きますが何なんでしょうか?
50歳のおっちゃんの素朴な疑問です。私のお得意のWikipediaによると、

女子力(じょしりょく)とは、
女性が自分の生き方を向上させたり、
自身の存在を世の中に示すために使う力を指す言葉。
ただし明確な定義はなく、
主に女性らしい態度や容姿、
女性ならではの感覚・能力を活かすことなどを指す。

とあります。

この内容なら「男子力」って言葉だってあって当たり前のはずなのに、聞かないですよね^^;

不思議です。


女子力は時代と共に変わる?

昭和50年代頃までは「男は男らしく、女は女らしく」なんてことも言われていた…のかも知れません。
令和になった今でも、昭和中期までと同じように「女は女らしく」という話なのでしょうか?

昭和の女性

ちょっと推測が混ざって非常に恐縮なのですが…

昭和の女性らしさは家庭を守ることが「女性の役目」だった時代の「一歩下がって影踏まず」の様な、「らしさ」のように思います。
ファッションなどの外見的な物ではなく、内面としての在り様ですね^^

一方、令和時代の女性らしさってどんなイメージなんでしょうか?


ひょっとして女子力って…

この「女子力」って言葉、正直言うと、男性の口から聞くことがほとんど無い(ように感じる)のも不思議です。

こんな話もあります。

コラムニストの小田嶋隆は、
「女子力は厄介な言葉で、人によって定義が違う」
と評している。

「長い髪が女子力高め」
「可愛いバッグで女子力高い」
「料理上手は女子力高い」

女性自身がどこに「女性らしさ」を求めているのか。それが女子力のように感じます。
これも推測なのですが、「女子力」と言うのは女性が「女性であること」に
アイデンティティを持っている
、という事のあらわれの様に感じます。

その上で、自分がどう在りたいかこれがその人個人にとっての女子力なのではないでしょうか。

他人から「女性らしく」と言われるのではなく、
自分から「女性らしく」を発信する。

結局のところ、男性も女性も、自分の性を受け入れ、自信を持って向き合っているのですね。


ジェンダー・アイデンティティ

前置きが長すぎましたが、ここからが本題です^^;

男性も女性も、それぞれに自分の性を当たり前に受け入れて自信を持って生活している。そんな方がほとんどです。

ですが一定数の割合で、いわゆる「性同一性障害」とも言われる、ジェンダー・アイデンティティに悩む方たちもいらっしゃいます。

性同一性障害 … Wikipedia
出生時に割り当てられた性別とは異なる性の自己意識(Gender identity、性同一性)を持ち、自らの身体的性別に持続的な違和感を覚える状態

社会には、まだまだ根強く、「男は男らしく、女は女らしく」という意識が残っているのです。
ジェンダー・アイデンティティのかたは小さいころから親に言われる「男の子だから」「女の子だから」が呪文のように、呪いのようにかなりのストレスになるとも聞きます。

本来、性別というのは「区別」です。
ところが「障がい」という言葉が付くと「差別」になり易いのです。

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私たちにできる事

私達ひとりひとり個人の人間として、そして社会全体として、何ができるのでしょうか?

私は以前から、「障がいとは個性だ」とうたってきています。
心の性と体の性が異なっているというのは、
「自らの身体的性別に持続的な違和感を覚える状態」
というのは、本人が望んだことではないのです。

当然ジェンダー・アイデンティティも個性です。

であればせめて、自分の周りにその悩みを持つ人がいるのなら、自分が自分らしくあることが当たり前である環境を作りたいと思うのです。

これもその一つ。
令和には令和の男性らしさ、女性らしさを見つけていきたいものですね^^


#キャリア的視点 #キャリアコンサルタント #毎日ブログ #女子力 #性同一性障害 #ジェンダーアイデンティティ #区別と差別 #個性


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