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キャリア的視点168 -冷凍餃子は可か否か:業務効率化の目的-


毎日ブログ 168日目(2020/8/14)

ポテサラを買ってくるのは手抜きなのか?
冷凍餃子は、手抜きなのか?
最近、テレビなども取り上げて論争になっていますね。

発端

そもそもの事の起こりは「みつばち」さんの下のtweetからとの事です。

それに続くように「ponkotsu」さんの夕食シーンでの出来事。

これは現在もTwitter上で、リツイートやコメントで大いに盛り上がっています。
私は多く寄せられているコメントと同様に総菜・冷食肯定派なので、必要であればポテサラも買うし、冷凍餃子なんてそれこそ10日に1食は食卓に挙がります。

印象だけで推測して本当に申し訳ないのですが、この2つのツイートに出てくる男性二人の共通点は、自分で料理をしたことのない、「黙って座っていれば料理は勝手に出てくる」と思っているタイプの様に思います。

そんな論争の中、味の素公式Twitterの発信が話題を呼んでいます。

冷凍餃子(ポテサラなどの総菜も含みましょう^^)は、手抜き、ではなく、手間抜き、だと。手間を抜いた事でできた余裕を家族のために使っているんだと。
本当に多くの方の気持ちを代弁してくださったツイートですね^^

そもそも

そもそも手抜きをしたいと思う事の何がいけないのでしょうか? 大局的な言い方ですが、人が手抜きをしたいと考えた結果、様々な技術が発達したのだと私は思います。

掃除の際にほうきで掃く手間を省くために掃除機が出来ました。更に今はロボット掃除機もできて、より一層の手間が省けています。

遠くに行くのに歩いていくのは大変だから、馬車が発明され、自転車が発明され、汽車・電車が発明され、自動車が発明され、船や飛行機が発明されています。

「必要は発明の母」と言われますが、その必要というのは、まず「手間を省く」要素が多いのです。

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そして「手間を省く」と言うことは、皆さんの会社では悪い事なのでしょうか? 頭ごなしに嫌味の様な言葉を掛けられる事なのでしょうか?

そんなことないですよね。
手間を省くとは「業務効率化」の事を指します。であれば忌避するどころか、歓迎すべきことなのではないでしょうか。

ポテサラも冷凍餃子も外食も、手抜きではなく家事という業務における業務改善のひとつの方法なのです。

形式

とは言え、全てを業務改善だの手間抜きだの言うつもりもありません。

先の味の素公式Twitterのツイートが言う様に、肝心なのは改善の結果できた時間的な余裕を何に費やすか、が問題です。

・ダラダラと目的もなくテレビを見ていた(観ていた、ではありません)。
・スマホを見ていたら、気づいたら夕食を作る時間になってしまった。

仮に理由がこれでは「手抜き」と言われても仕方がないかも知れませんね。

少なくても冷凍餃子の金額以上の効果があれば良い訳です。それが子供をギュってするのでも、子供の勉強を見るとか、ストレスが減って笑顔である事であっても。

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日々の業務の方法すら、時代と共に変わっていきます。

以前はFAXで発注書を送っていたのでしょうが、今はEmailで発注します。請求書なども多くはEmailに変わってきています。紙などの経費削減であると共に送信ログも残るので業務効率化に繋がる変化です。

議事録もそうです。今ではホワイトボードを写メして共有で終わりです。最初に見た時には驚きと共に感心してしまいました。
それまでの議事録は初期担当社員が数時間かけてまとめていたのですが、先に紹介した方法だと10秒です。
これなどはかなりの業務効率化なのではないでしょうか。

慣例とか形式にこだわっていては、変化は起こりません。あまり形式にこだわっていると、業務改善についていけなくなってしまいませんか?

冷凍餃子は可か否か

最初に紹介した発端のツイートに出る男性たちは、どのような理由であの言葉を発したのでしょうか?

ただ感情的に「手抜きをするな」ではなく、

『「母親の味・家庭の味」という一子相伝の文化を絶やさないために、手作りをしなさい』
『子供の情操教育・食育の一環として、日々の料理、お手伝いの重要性を鑑みて餃子は手作りをする事で、10年後の子供たちの学力に大きく差が出る』

これは適当に書いただけなので何の信ぴょう性もありませんが、言われた相手がなんとなくでも納得しそうな理由があれば、まだありだったのかも知れません。可能性は高くないでしょうけど。

手作り餃子

私も小さいころ、お母さんや兄弟と一緒に餃子の餡を包むのが楽しかったことを覚えています。私も手作り餃子が大好きです。
だから私も、息子が一緒に餃子を包んでくれるなら手作りします。そんな目的が別にあるなら喜んで手造りをします。

でもね、18:00まで仕事をして、電車に乗って帰って19:00。それから餃子を手作りしていたら、ご飯食べるのは20:00ですよ。逆に子供たちがかわいそうです。

要するに、「美味しく栄養のバランスがとれた食事」が目的なら、手作りかどうかという形式にこだわる事はナンセンスなのかも知れません。

冷凍餃子なんてモノがなかった時代は、手作りが当たり前でした。だってないんですもん。手作りするしかなかっただけなんです。
今は「手作り」と「冷凍」とそれ以外と、様々な選択肢がある訳で、状況に合わせて選べば良いんですよ^^

冷凍餃子に対する私の個人的な答えは、アリ、です。
皆さんのご意見はいかがですか?


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