見出し画像

キャリア的視点236 -固定概念を取っ払おう!-


毎日ブログ 236日目(2020/10/21)


固定観念は保守的なのか?

あれは〇〇であるべきだ!
これは◇◇でないといけない!

と言う考え方が、とても保守的に感じるのは私だけでしょうか?
先の考え方は誰もが心のどこかに持っているものの捉え方で、固定観念とか思い込みとか言われる類のモノです。

これまでは「仕事は会社に通勤して働かなくてはならない」と思っていたものが、時代の変革期の今、「仕事は家でもできるもの」に変革してきたと思います。
どこか心の中で思い込んでいたのでしょうね。

画像1

確かにこれまで紡がれてきた文化を守っていくのは大切な事なのだと思います。
文化というものはそれ自体が長い時間を醸成して築き上げられてきた、いわば歴史なのですから、無下に扱って良い物でもありません。ですが長い歴史の中での醸成である以上、それは絶え間ない変化の連続だったはずです。
また、歴史というからには時間の流れがある訳で、江戸時代の文化が現代日本に100%有効に活きるかと言えば、それはそれで別の話なのだと思うのです。

まあ、だからと言って「古いから」の一言で全てを否定して切り捨てることも乱暴すぎますから、これは個人個人が取捨選択して選んでいく事になります。

という訳で、今回は、
「イラショナルビリーフ」→「イノベーション」と書いていこうと思います。


イラショナルビリーフ

イラショナルビリーフとは「irrational belief」と書いて、日本語にすると「非合理思考」を言います。わかりにくいのでざっくり言うと「思い込み」とか、「思考の癖」という言い方になりますね。

正に冒頭の「あれは〇〇であるべきだ!」「これは◇◇でないといけない!」そのままのイメージです。

このイラショナルビリーフは、ともすると自分や自分の周りの人を危険にさらす事すら起こり得るので危険です。
まだ「ピザにはチーズが乗っていないとピザではない。だからチーズの乗っていないこれはピザじゃない」と言っている程度の内は良いのですが、「女の子は痩せている方が可愛い」みたいなのは、拒食症にも繋がるイラショナルビリーフに成り得てしまい、実際に世界を見渡せば事故まで起きていますね。

このイラショナルビリーフが厄介なのは、本人にとっては当たり前のことであって、そこには悪意がないのです。(社会一般的に)悪いと思っていない上に、やらないといけない的な観念から行動が起きるので、必要最低限の修正すら大変なんです。

結局このイラショナルビリーフを正していくためには、本人が自分で気付くことが一番効果が高いのです。もちろんそれはなかなかにハードルの高い事ですが…^^;

最近、ジェンダー問題やダイバーシティの考え方により崩れてきた社会的イラショナルビリーフもありますね^^ いろいろな場面から変化の兆しは見え隠れしているのですね^^


イノベーター

逆に固定観念とは無縁の様な人も世には存在します。
例えば数々の発明家達や、故スティーブ・ジョブズ氏もそうだったのではないでしょうか。

いわゆるイノベーション(改革)を起こすことのできる人というのは、イラショナルビリーフの様な「思い込み」を否定している様にすら感じます。
先のイラショナルビリーフに対して言えば、ラショナルビリーフ「rational belief」と言う言葉もありますが、それとは少し違う様です。ラショナルビリーフは「できれば○○でありたい」の様な希望的要素が入ります。

おかしな表現になりますが、イノベーターは「既存の慣習や考え方を破壊しなければならない」というイラショナルビリーフを持っているのではないかと思うくらいです。

画像2

それまでの社会的通念を良い意味で破壊する。それにより新しい何かが生まれる。イノベーターとは「革新者」と言う意味合いなのですが、ある意味では「破壊者」なのかも知れませんね^^;

これまでも日本の歴史には様々なイノベーターが登場していたのだと思います。
歴史に登場するだけでも「出雲のお国(歌舞伎の創始者と言われる)」「織田信長」「坂本龍馬」などなど。彼らは慣習や固定観念を壊すことで新しい物を想像してきたのだと思います。皆さんは他にどの様な人物を頭に描きましたか?
そして彼らの次に続くのは、皆さんではないとは誰にも言い切れないのです。皆さんにとっての破壊したい常識って何でしょうか?


新しい料理をイノベートする

私は、固定観念の表と裏の様なイメージで「イノベーション」と「イラショナルビリーフ」を捉えているのですが、実際には少し違うはずです。ですが、イノベーションを起こしたいときに最も邪魔であり敵であるのがイラショナルビリーフだとも思うのです。皆さんがポジティブに未来を捉えたいとき、やはり邪魔になるのは思い込みなのかも知れません。

先述の「チーズの乗っていなピザ」も、作り方によっては美味しいかも知れません。その結果として新しい料理が出来上がるのかも知れません。新しい料理をイノベートすれば良いのです。
日々、レシピサイトなどには新しい料理が増えています。それは世の中の多くの料理家が試行錯誤してイノベートしたレシピです。中には食材を一つだけ変えただけの物もあるでしょうが、それも間違いなくイノベーションのひとつです。

ピザ

料理以外も同じことです。人に迷惑をかける行為でなければ、自分の行動にちゃんと責任を持つ(例:美味しくなくても食べきる、等)ことができるのであれば、いっそ何やっても良いのではないかと思ってしまうのです。

世の中には数多くの常識があります。それは心理的障壁なのですが、皆さんはそれらの内どれを破壊していきますか?



#キャリア的視点 #キャリアコンサルタント #キャリコンバレー #毎日ブログ #固定観念 #イラショナルビリーフ #イノベーション #思い込み #破壊

個人の活性化を組織の活性化に繋げます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?