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感染症関連ではどんな本が売れているのかチェックしてみた②

『ペスト』はまたたく間に大ベストセラーになりました。感染症をテーマにした本は他にも売れている物がいくつか。今回は小説に絞って紹介していきます。

<小説>

『首都感染』

『ペスト』と人気を二分するベストセラーがこの首都感染。強毒性の強いインフルエンザが中国で発生し日本にジワジワと向かってきた時、東京はどうしたのかという内容はまるで今起こっていることのよう。と話題です。

『ペスト』

カミュのペストだけでなく、こちらも人気上昇中です。よりノンフィクション寄りで現代に通じるものも多いと言われているので併せてぜひ。

『復活の日』

カミュの著作が一気に読まれているように、小松左京の著作も色々な物が手にとられています。中でも売れているのは高い致死率を持つ謎の最近を巡る物語である『復活の日』。『日本沈没』も再び注目されています。

『夏の災厄』

舞台は平凡な郊外の町。そこで撲滅されたと思われていた日本脳炎の蔓延がはじまります。現場では行政や大学病院との軋轢にも苦しみながら戦う職員が…連日の報道を彷彿とさせる内容の中、戦う現場の姿は読者にとっての希望のひとつです。

『破船』

飢えに苦しむ寒村を舞台に描かれた吉村昭の名著も今読まれています。貧困故に逼迫した生活を送り、生きるために凄惨な事にも手を染める村人達と、そこに襲いかかった謎の病を描いた作品。これも感染症ものとして読まれています。

<カミュ『ペスト』読者併読本上位銘柄(4月以降)>


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