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soarに誰より救われたのは、私だったから。今は、できることを積み上げたい #soar応援

こちらの記事には、ウェブメディアsoarの3周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・編集者がsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。

「人の可能性を広げる活動をしたい」

この思いをどこかでずっと持ち続けて、これまで活動を続けてきた。そんな私は現在、社会人6年目を迎えています。

これまで営業を2年、転職して人事を3年。2018年3月からはsoarの活動に週2~3日程度でインターンとして関わるようになり、10月にはsoarのフルタイムスタッフとして活動するようになりました。

「人の可能性を広げる活動をしたい」というすごく漠然とした、でもすごく強い思いはどこから来ているんだろう。

そんなことをsoarで活動しながらずっと考えていました。

「人の可能性」と「環境」の関係に気づいて

大学では経営学部に在籍し、「人材マネジメント」という学問を専攻。そこで学んだのは、「社会や会社は、人の集合体なので“何よりも人が重要なんだよ”」ということ。そして「同じ人でも、誰と、どんな場所で活動するか」によって、可能性が広がったり、逆に閉ざされてしまうことがあるということを学問的に知りました。

個人のもつ可能性は、人との関わりや、置かれた環境で大きく変わる。

当たり前のことのように聞こえますが、実際に私は、知らないうちに自分自身の未来の可能性を狭めてしまっていたことにも気づきます。

「高校を卒業したら、大学に進学すること」
「大学卒業後には企業に就職すること」
「女性で文系の大学出身なので、事務職として仕事をすること」

他にも「一般的」「当たり前」だと言われている道以外の選択肢を考えずに、これまで生活してきたのです。

そんな時に大学で人材マネジメントを教えてくれた教授から、よく声をかけてもらった言葉がありました。

もっと違うことにもチャレンジできるよ。

別の選択肢を提示し、なんども「田中なら大丈夫」と背中を押してくれた教授のおかげで、今まで見えていなかった選択肢が私の目の前に現れました。教授の言葉で、未来がグッと広がって見えたのです。

そんな日々の中で、「同じ人でも、誰と、どんな場所で活動するかによって、その人の可能性が広がる」というこれまで学んできた知識が、事実として自分ごとになりました。そしてこの経験から、「人の可能性を信じること」「人の可能性が広がる環境を整えること」が私の人生の軸となっているのだと思います。

私は「人材マネジメント」を学んだことで、未来への可能性を開いてもらったのかもしれない。

そんな思いもあり、自分の可能性に気づいたこの経験を他の人にもしてもらいたいと強く思うようになりました。

いくつかの「いきづらさ」との出会い

大学を卒業後は、医療・介護業界の転職支援を行う会社で、営業として働いていました。主に看護師さんの転職支援を行なっていたのですが、私が想像していたよりもたくさんの人が、新卒で入社した会社を2-3ヶ月で退職し、転職をする事実に直面。そして、その退職・転職の理由のほとんどが「精神疾患」でした。

病院で、うつ病や適応障害と診断されている方も多く、次の転職先が決まりづらいという方。次の転職先でうまくやっていけるか不安で、転職活動に前向きになれない方もいます。「大丈夫だよ」と軽々しく声をかけることもできず、入社してすぐに自分の不甲斐なさを感じました。

振り返ると、他にもたくさんの「いきづらさ」や「マイノリティ性」を身近に感じていたことにも気がつきました。

女性として生まれたけれど、自分の性自認は男性であるトランスジェンダーの彼とお付き合いをしていたこと。
人事として働いていく中で、入社後にADHDだと診断をうけたり、適応障害になって精神病院に入院した子が身近にいたこと。
自身も営業時代に、体調を崩して半年間休業していたこと。

そんないきづらさを感じる瞬間にはいつも、「精神疾患で会社をすぐに辞めた人」とか「LGBT当事者」とか、その人たちをラベルで一括りにせず、ひとりひとりと向き合い、迎えてくれる人や場所があることも合わせて知ることができていました。

その温かさに触れる中で、私もひとりひとりと向き合い、迎え入れる環境を整える人になりたいと感じ、転職して人事の仕事を続けてきました。

多くの可能性をひらく活動を知って

人事の仕事をしていて、もちろん人と関わり、可能性が広がる環境を作っていくことにチャレンジできているのですが、「私のできることはこれだけなのだろうか」とモヤモヤした気持ちが少しずつ出てきます。

そんな時にTwitterで、コミュニケーションクリエイターであり、難病ALSの当事者である武藤将胤さんの記事を見つけました。これが私とsoarの出会いでもあります。記事には、難病と向き合いながらも、チャレンジすることを決して諦めない武藤さんの姿が描かれていました。

武藤さんの記事をきっかけに、その他の記事にも目を通し、多くの悩みやいきづらさを抱えている人がいること。そして、その人たちが少しでも生きやすい世の中を作っていくために活動している人が、こんなにもたくさんいるということを知りました。

soarは、病気や障害の内容、悩みや困難を紹介するだけではなく、ひとりひとりがどのように障害や病気と向き合い、その上でどのような生き方をしているのかについて前向きに発信しています。その姿がとても「かっこいいな」と素直に感じたことを覚えています。

どの記事も希望があり、未来があり、その中で共に生きていこうという力強さが伝わってきます。soarのやさしさの中には、しっかりと強さがある。生きる希望が見えるのです。

今、目の前にいるその人との関係を大切に紡いでいく

「自分の可能性に期待して生きること」「未来に希望をもつこと」は誰でも簡単にできることではなくて。どうしても後ろ向きになりがちであったり、世の中になんとなく生きづらさを感じている人もいると思います。

それでも、情報を得ることや、生きやすい場が増えることで、少しでも可能性を信じ、そして未来に期待して生きられるような世の中になればと考えています。

誰もが可能性を閉ざされずに生きていける社会を目指して、少しでもsoarのメンバーとして、soarの良さを知ってもらう努力をしていきたい。同じ思いを持っていただける方に、もっとsoarの活動に関わってもらえるように、頑張っていきたい。

今はそんな思いです。

そしてなにより、マイノリティと呼ばれている人たちが真剣に生きることに向き合っている中で、私も自分の人生をどう生きるのか真剣に考えることになり、その中で一番救われたのは私自身であったと思うのです。

だからこそ、感謝の気持ちも込めて、今後もできることをひとつずつ積み上げていきたい。今、目の前にいるその人との関係を大切に紡いでいきたい。

そう思っています。

Written by 田中みずほ/soar編集部

soarはNPO法人soarが運営するウェブメディア。「人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていく」ことを目指し、障害者や高齢者、LGBTなど様々な人の生き方やサポート事例について紹介しています。

2018年12月22日に迎えるメディアオープン3周年に向けて、読者のみなさんの応援の声を集め、より多くの人にsoarのことを知ってもらえるキャンペーンを実施中です!

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