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新人の頃の私に今の私が言えること。

生まれて初めて飛び込んだ世界。それが今の仕事だった。IT業界という私にとっての未知の世界。この世界を選んだキッカケは父親が同じ業界の人間だったから、というところだろう。

分からないことだらけだったのは確かだ。それがローカルルールなのか、ネットで調べればわかることなのかという判断さえつかない。だって見たことも聞いたことも無いんだもの。判断しろなんて言う方が無理だ。初めて聞く単語だらけで、どこから理解していいのかもわからない。何が、どうすれば、どこが正しいのか。それすらわからないのが新人と言うものである。

ビジネスマナーは前職のお陰である程度身についていた。私が苦労したことと言えば、『境界線』がわからなかったことくらい。どうやって接していいのかわからない。自分の立ち位置が分からない。それに理解が及ぶまでに3ヶ月は要していた。

ひとつひとつのシステムとアプリケーションについて、情報量が多すぎて覚えきれないのなんてざらだった。最初の頃はやれることが無かったから、1日に何本も手順書を読み込んでいた。当時隣に居た先輩に「手順書読んでて」って言われたから、そうするしかなかった。今思うと一番良い勉強法だったかもしれない。その直後に貰った案件で大きな躓きも無く進めることが出来たから。…いまだにあのツール苦手だけど(笑)

初めて自分の名前でひとつの案件をこなして、稼げた売上なんて微々たる額だったけど、それが自分の自信になったのは事実だった。たったそれだけでも稼げたんだって嬉しかった。役に立てた、と思った。

先輩方に、何度か「みずほさんは優秀だよね」と褒めてもらえたことがあった。褒めてほしくて頑張ってたわけじゃなかったけど、頑張ってたことを見て貰てたことが、本当に、凄く嬉しかった。

正直くじけそうになることなんて何度もあった。慣れないことだらけで眩暈がして、何度も「無理なんじゃないか」「向いてないんじゃないか」って悩んだこともあった。大きな不具合を何度も作って、皆に迷惑かけて、連日残業させて、本気で辛かった。なんで私はもっと『わかる人』じゃないんだろうって。なんで私みたいな未熟な人間がこんな難しいことやっちゃったんだろうって、しばらく責め続けた。眠れなくなる日も多かった。

誰も私の事を責めなかった。私が馬鹿だったから、沢山の人に迷惑掛けたのに。でもきっと責められてたらその時に「もう身を引こう」と決断していたかもしれない。今頃またニートに逆戻りしてただろう。そういう意味では、あまりに優しすぎる環境だと、今でも思う。

あの頃の私へ。

皆が優しいから、アンタ頑張れたのよ。迷惑かけ通しよ、今でも。それでも誰かが助けてくれるの。案外、思ってたよりずっと、楽しくやってるから。もうちょっといろんなことに気を付けながら、そのまま成長なさい。今の私になるから。

…今流れているこの涙の理由は「ここまでよく頑張りました」と「たくさんのありがとう」なんだろうな。

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System engineer /『好き』を語る人でありたい。『何故?』を考え続ける哲学者擬。感性だけはいつも自由に/毎日note更新中/シロクマと白ウサギが好きです。
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