#BAR電脳猫 私は謝りに行かないといけないんだ。
本当にごめんね。
初めましての方は初めまして。
そうでない方はこんにちは!!!
2025年!!
開けたぞ新年!!!
ってもうそんな、お正月ムードは何処へやら。
世間様はお仕事お仕事推し事で少し憂鬱な空気すら漂うこの頃、如何お過ごしでしょうか。
私はというと、この日を待ち望んで、待ち惚け、何とかかんとか仕事に勤しんでおりました。
そして待ちに待った水曜日、23時。
負けるわけがないんだよなぁ!?!?!?
↓ここから一旦感情大爆発一般成人男性絶叫↓
………
…いぃぃぃやったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ"!!!!!
…ふぅ。取り敢えずこれしないとね。
マスター、いつもの。
てやつです。
さて、さてさて。
そりゃ勝つんです。
だって好きだからこのイベントが。
好きだと勝つんすよねぇ…
しかも、私は約束をしたんですよ。
えぇ、とある方と。
「ちゃんと会いに行きます。」て自発的に言ったからね。
だからね、会いに行ったんですよ、私は。
けどね、私は傲慢で軽率で浅はかな人間なので、
次インスタンスの待機列に入ろうとしたんです。
いやぁ、本当に"浅い"
浅いよ水走。
その行動が、どれだけ浅いか。
きっちり1時間後に分かるよ。
…
私はグループ欄のインスタンスから待機列に既になっているであろう部屋を押した。
然し現実は違った。
入れてしまったのだ。
早過ぎたのだ。
いや、愛が強過ぎたのか?
このインスタンスに入りたい!
若しかすると深層心理ではそうずっと考えていたのだろうか?
そして気付けば私は入り口に立っていた。
twilightインスタンスの、入り口に。
…
「あ!水走さんじゃん!来れたんだね!」
入って直ぐ声を掛けてくれた。
そう話すのはここの常連。
skywalkerさんだ。
彼とはここで出会い何度か会話をしていたが、こうして隣に座って話すのは初めてなのではないだろうか。
一言二言挨拶を交えながら会話をした。
手持ち無沙汰なので、カウンターで私はいつもの飲み物を注文する。
先ずは一杯目。
あまり強くもないので、スクリュードライバーからだ。
『どうぞ、お待たせしました。』
バーテンダーの彼、いや彼女からドリンクを受け取り彼を交え3人で少し話し込む。
すると、不意に彼が「あ、じゃあ水走さん。私は移動しますねNightに。」
という話をしてきた。
その後、直ぐに彼は出て行った。
もう少し話したかったな。
そう思いながらも、私はメニューを開く。
待機列:13/15
まぁ、私も大丈夫だろう。
30分後には同じ場所に移動している頃だ。
そう思いながらドリンクを飲み、芸者さんのパフォーマンスを観る私。
圧巻である。
圧巻という単語は、こういう時に使うんだぞ、と、そう思われてくれるようなパフォーマンスだった。
黒と赤の背景にこの衣装の組み合わせは反則です。
「カッコいい…」
そう口から溢れてしまう程、パフォーマンスに魅入られていた。
ただ、時間と待機列の確認は怠らない。
待機列:8/17
…増えてるね。増えてるけど進んでる。
時計は23時18分 まだ、問題ない。
…
一度メインホールへ戻ろう。若しかしたらすぐかもしれない。
そう思い、メインホールのバーカウンターへ。
相当な賑わいだ…
中でも直ぐ目に留まったのはDJさんだ。
こんなに、ある意味"喧騒"とも取れるこの盛り上がりの中で、一際目立ち、負けない。
それどころか、この騒がしさまでもが味方となり、凄みを増している、そんな風にすら思える。
「凄い…」
思わず声に出してしまった。
圧倒的な音圧に負けそうになる程だ。
音の波に揉まれながらカウンターに座る。
「あ、しんさんだ。」
『あぁ、水走さんじゃん。来てくれたのね、ありがとう。』
少し慌しそうな雰囲気があるが、所作は落ち着いている。
流石マスターだな…そう考えていると手元が空になっていた事に気付いたので同じものを注文した。
『はい、どうぞ。』
本当に早い。
何だこの手際の良さは。
当然、といえば当然なのだろうが、私からするとこの早さは尋常ではない、そう感じてしまった。
時間と待機列の確認は何度でも行う。
待機列:2/15
かなり減ってきた。もう直ぐそこだ。
時計は23時32分 まだ、問題ない。
そう高を括っていた自分を、殴りたい。
…
「おっ、だんさん。久々だね。」
私も自分から随分と声を掛けるようになったなぁ、と思いながら話し掛けたのはくろちゃんの事が大好き過ぎる彼、danさんだ。
身なりが良すぎる事を話すと、
「いやぁね、もうどこを見ても電脳猫さんだ!て分かるようにしてるんだよね。」
分かる、分かるぞ…!
愛故に、というところだろう。
少し話した後、気付いた。
まずい、まだ話せてなかった。
このまま移動するとどうなることやら。
…
カウンターに戻る。
すると彼女から声を掛けてくれた。
『水走じゃーん!来てくれてたんだね!』
普段通り、いつも通りのしろちゃんだった。
『グラス空じゃん!何飲む?電脳猫フィズね!何色がいい?私は青がいいかな〜!』
早い早い…
ほんと、いつも流されてばっかりだが、まぁ、それも心地良いからいいか、と思いそのまま注文した。
『はい、どーぞ!青色ね〜!』
明るく渡されたグラス。
私の思い出のドリンク、一番最初に注文して、感動した何よりも大切なドリンクだ。
今はその大切な思い出も踏まえて、見ても、カメラは彼女にフォーカスする。
ふと、時間と待機列の確認をすると、
待機列:1/15
…そろそろか。
時計は23時43分 少し焦りが出てきた。
「そろそろ移動すると思う。」
そう彼女に言うと、
『え!じゃあ写真撮らないと!』
そう言って忙しいのに写真を撮ってくれた。
『で、どこ行くの?』
「Nightに…」
『ふーーーーーん。そうなんだ。』
彼女はそう言ってふっ、とカウンターに戻って行った。
『ま、行けたらいいね!』
そう言葉を残し。
同じタイミングで一つの通知が来た。
インバイトだ。
『まだなの?』
そんな語気の鋭さすら感じる招待だ。
………まだ待機列は前に進まない。
……
何故だ。
始まった。自問自答。
答えなんてない。
答えなんてある筈がない。
だって、自分で出せる答えでないのだから。
メニューを開く。
待機列:1/20
時間は23:59
おかし過ぎる。
全く進んでいない。
手元のグラスはもう何度目かの空になっている。
『ふふ、結局行けなかったね。』
ふと振り返ると彼女が悪戯に笑うように言う。
「ずっと待機列が進んでないんだよ!なんで!?」
そう話しても答えは返ってこない。
当然だ、誰も抜けてなければそうなるに決まっている。
マズい…マズすぎる…
そう考えているとマスターが
「じゃ、そろそろ1(Night)に移動するね〜」
そう言う。
やばい、、、!
だってそうじゃないか。
移動するということは、インスタンスが閉じられるんだ。
もう、遅い話だが、遅い話だったとしても、会えないで終わるより怒られてでも会わないと。
お願い…お願いだから少しでも遅く移動して…!
そう願うも、マスターは移動してしまった…
絶望の波に打ちひしがれる私を置いて。
もう何度目の確認だろうか。
虚ろな目をしながらメニューを開く。
待機列1/22
時間は0:06
はぁ…これは、もうお終いだなぁ…
そう思いながらも神にも、藁にすら縋る私を他所目にアフターを楽しむ皆の姿を見ていると一つの通知が。
移動できます。
やっとだ。やっと過ぎるよ。本当に。
さぁ、謝りに行こう。許しを乞うのではなく、己の不甲斐なさを証明しに。
………
ワールドの読み込みが終わり、遂に入った。
1時間前の自分は、丁度1時間後にここに足を踏み入れるとは思っていなかっただろうな。
そう思いながら扉を開ける。
…先ほどまでと比にならない騒がしさだ。
かなりの盛況で、一瞬頭がくらくらしたほどだ。
辺りを見渡すと、直ぐに見つかった。
「あ、ナナt…」
そう声を掛けようもこちらをチラッと見て他のゲストへ話し掛けに行った。
…だよなぁ…そうだよなぁ………
そう思っていると、
「あ!twilightの水走さんじゃないですか〜!」
調子のいい声が聞こえた。
skywalkerさんだ。
「え〜?今来たんですか?おっそーーーーい!」
そう彼に言われ、苦虫を噛み潰したような笑みを浮かべる。
それから少しして、漸く彼女と話せるようになった。
『…で、なに?今日はもう営業終わったけど。』
そう言う彼女の前で
「本当に、申し訳ございませんでした。」
そう土下座をする私。
『良いんだよ?ナナチは。別に他のインスタンスにも可愛い子はいっぱいいるし、何処に行ったってね。』
畳み掛けるようにこう言う。
『でもさ、水走。今日言ったよね?約束したよね?来るって。は〜。で、水走はこの時間までtwilightに居たんでしょ?』
そうして、こう言う。
『じゃ、Note書いて。ちゃんと謝罪を込めて書いてね。』
私は、漸く口を開いた。
「はい!当然です。書きます書かせてください!」
『じゃ、良いよ。』
まだ少しむくれていたが、許してくれたのだろうか。
ナナチィ…へ……
本当にごめんなさい。
これは私が傲慢で軽率で浅はかな人間であっただ為に引き起こしたミスです。
また今度があるならキッチリと遊びに行きます。
昨日は遅くまで残ってくれてありがとう。
最高だよ。
このイベントは。
Noteの投稿はこれで第5回目。
如何でしょうか。
面白いですか?このNote。
今朝とある方に言われました。
『こんなに書いてて書くネタないんじゃないの。』
…違うんです。
書くネタを探しにイベントに参加してるんじゃないんです。
純粋に、ただ純粋にこのイベントが大好きで、参加しているだけなんです。
だから、ネタなんてものは無くても書けるし、書けるその熱量が有るんです。
だから私は水曜日を楽しみにしていますし、この、木曜日という休み明けの仕事も頑張れる。
頑張って、Noteを書いているんです。
それもこれも、全ては主催のSYNさんを筆頭にキャストの皆様の力があって、です。
本当にいつもありがとうございます。
また来週も楽しみにしております。