うじうじ悩む自分も案外だれかの役に立った今日のはなし。

うじうじ悩む自分がだいきらいだ。

我ながら、なんとネガティブな書き出しだろうと思う。

頭で考えすぎて、不安になって、なかなか行動にうつせないタイプ。大学時代の恩師に言わせると、"頭でっかち"。手厳しい言葉だが、自覚はあるから、甘んじて受け止めている。

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23:17

さっき、リモート呑みが終わった。

大学時代の友人2人と、３時間おしゃべりした。

何かと暗いニュースが多い昨今。出だしの話題も、厄介なウイルスに伴う、仕事の愚痴から始まった。どこの地域も、その地域なりに混乱している。みんなで、「しんどい」を連発した。

中盤、どういう流れでかは、酒に浮かれた脳みそには残っていないが、私の恋愛相談になった。6年付き合っている彼氏との今後について。あーでもない、こーでもないと、話させてもらった。2人は、私の話を整理しつつ、時にアドバイスをしつつ聴いてくれた。

しばらく話した私は、はっと我に返る。

友達に相談する以前の問題だと。1人で悶々とするよりも、彼氏と話し合うべき問題だと、散々話したあとに気づいた。

恥ずかしさと、情けなさと、2人の貴重な時間を使ってしまったことに焦ったわたしは、「まぁ、わたしの話はこのくらいで」と、話を切り上げた。

もっと、楽しい話ができたらな、2人の肩の力が抜けるような話ができたらよかったのになと、後悔しながら時間は過ぎ、お開きのムードになった。

その時、今日、この会を招集した友達N(わたしのnoteによく登場するな。)が言った。

「私だけじゃなかったんだね。みんなそれぞれ悩んでるんだね。それがわかってよかったよ。」

Nは、金曜日の朝、歯磨きをしているときに、どうしても出勤したくなくなったと言う。活動的で楽観的なNにしては珍しかった。

「久しぶりに顔が見られてよかったよ。誘ってくれてありがとうね。」わたしは、そう返した。

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笑顔も、明るい話も、励ます言葉も。強くある姿は、だれかを勇気づけるには役立つ。

でも、今日Nを癒したのは、わたしたちの悩んでいる姿だったようだ。

できれば強くありたい。だけど、強ければいいってもんでもないと、今日学ぶことができた。

うじうじしている自分は、思いもよらないところで案外役に立った。

きらいだと思うのは変わらない。でも、そんな一部も自分として、大事にしようと思えた。

そんな土曜日。

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最後まで読んでくれたあなた。

ありがとうございました。

春瀬　蒼