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蓮華:花を咲かせる

蓮華:花を咲かせる

どのように「私」は作られるのだろう。

赤ちゃんの時は環境への反応だけだったが、その反応パターンから次第に自我が作られる。1歳ではおもちゃを取られても平気だが、2歳前には「自分のものが取られた」と怒り出す。その後、第一次反抗期。何でも自分でやりたがるし頑固になる。「自我」が芽生える。

幼児から子供になると「私」という意識が確立する。そしてそれはずっと続く。大人になって強化され、死ぬまで続く。

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自然とつながる

自然とつながる

悩んでいる時、イライラしている時、モヤモヤしている時、何もかも嫌になってしまっている時、家出をしたい時、もうあの人とやっていけないと思う時、死にたい時、くさくさしている時、落ち込んでいる時・・・

そんな時は、外に出てみよう。

朝夕はだいぶ涼しくなり、風が気持ち良い。

いつの間にか、夏の虫の声から秋の虫の声に。

外に出たら、自分の周りを感じとってみよう。

目で凝視する必要はない。

周りの

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Don't think.Feel.



人は思考という風船の中で生きていると思う。
いつも考えてばかりいる。思考の風船の中に入っていることすら気づかない。
風船の中から外は見えない。
見えるのは、風船の内側のスクリーン。
そのスクリーンに写っているものは空想。
自分が作り上げたものが写っている。
そして、それを現実の世界の出来事だと思い込んでいる。
人間関係に悩んだり、過去のことに囚われたり、先のことを不安になる。
すべて風船の中の

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何をするために生まれてきたのだろうか

何をするために生まれてきたのだろうか

〜「フィーヒ・マー・フィーヒ」 マウラーナ著 「ルーミー語録」からの引用〜

『彼(イブラーヒーム・イブヌ・アドハム:スーフィズムの代表的人物)がまだ(バルフの)王子だった頃のことである。ある日狩りに出た彼は、一匹のカモシカをおって馬を駆ったが、そのうちお供の兵士たちから遠く離れてしまった。馬は疲れ果てて汗びっしょり、それでもなお無理に駆り立ててゆく。広漠たる砂漠の真っ只中で、ついに精根尽き果てた

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非二元(Non duality)はいつもそばにある

非二元(Non duality)はいつもそばにある

トニー・パーソンズが『オープン・シークレット』で次のように書いている。

『ある日、私はロンドン郊外の公園を横切っていた。歩きながら、未来に対する不安や期待で頭がいっぱいなことに気がついた。そして、そうした予想を手放して、ただ歩きとともにあることを選んだように思えた。一歩一歩の感触、圧力がそれぞれまったく違い、ある瞬間にあったものがつぎの瞬間には消えていて、同じ形で繰り返されることが決してないこと

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