たまわりものおもい　　　　　　～ROOTS缶

カラ。やぶる。
タマ、わるんだ。と、
不思議なほど性急に、くり返し
くり返された、要求・要請だったんだ。
かわるがわる、ちがう顔、ちがう声音、てをにはで
くいしばる歯のまま、柔和な語りくち
我慢なんない。愛の、噴出で。
なぐりかかるような、
朝陽のさし飲み

見送って。また逢うのだから・・・。そうやって、
おざなりに照れて、隠した。技巧なきペダル漕ぎ、
本当は、あんなに遠くの、鉄塔。
しんけんに見ていたい訳、なくて
ものおもう夜の言語ざあざあ雨の
夜光虫。
読もうとしたって。さ。舌ったら
・・・ずの、不忍池。
オール放して、
タバコ。
吸って
胸空く、まで。

渋滞の夜、首都高。せっかちな電光なんだ。
ごっちゃり、雑念エアーコンディショナー。
箱もののおさまり者なの、STAGEA、瞑想車。
シルエット重視、手かげんなし
うとうと
沈黙。
ロイヤルストレートフラッシュ。
街灯り

期待の戦士なのだという。
ミネラルウォーター２Ｌペットボトル。
先行馬のみえない競走馬に、撃つんだ。
コーナーでは、礼節、順守せよ。
空論のセッション。
来たんです。
ブースター。
すこし焦げ気味くらい、
飛び出せんだ。トースト。

ぼやっとせず。
甘い、甘い、缶珈琲。
アタマおかしくなるくらい欲しんだ。
限られた空間、マスターキー。
月。
まるみない輝き。おぼえてようよ。
ありったけの、ものたちの、絶唱、
物思い、
ぜんぶ乗せ。
売るもののない、
手入れのいきとどいた
ままごとの
季節、
の
まごころ。