現代語訳『山家集』(898)

【 原文 】
朝夕の子をやしなひにすと聞けば苦《く》にすぐれても悲しかるらん (898)

【 現代語訳 】
餓鬼《がき》道に落ちた者は、朝夕に我が子を食べると聞くが、飢えの苦しみから逃れることができても悲しいに違いない。


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