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雑多なものの寄せ集めです。古歌の現代語訳や古典作品に関する雑談、創作古語など。
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2020年4月の記事一覧

現代語訳『山家集』(1275)

【 原文 】 草茂み沢に縫はれて伏す鴫《しぎ》のいかによそだつ人の心ぞ (1275) 【 現代語…

たま
4年前
5

現代語訳『山家集』(586)

【 原文 】 さらぬだに帰りやられぬ東雲《しののめ》に添へて語らふ郭公《ほととぎす》かな (…

たま
4年前
5

現代語訳『山家集』(590)

【 原文 】 つらくとも逢はずは何の習ひにか身の程知らず人を恨みん (590) 【 現代語訳 】 …

たま
4年前
5

現代語訳『山家集』(592)

【 原文 】 漏らさじと袖にあまるを包ままし情けを忍ぶ涙なりせば (592) 【 現代語訳 】 忍…

たま
4年前
5

現代語訳『山家集』(591)

【 原文 】 さらばたださらでぞ人のやみなましさて後もさはさもあらじとや (591) 【 現代語…

たま
4年前
5

現代語訳『山家集』(1518)

【 原文 】 水干《ひ》たる池に潤《うるほ》ふ滴《したた》りを命に頼む鱗《いろくづ》や誰《…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(1265)

【 原文 】 同じくは咲き初《そ》めしよりしめ置きて人に折られぬ花と思はで (1265) 【 現代語訳 】 できることならば、咲き始めに自分のものだと印を付けられ、人が折ることができない花だと思わずに見たい。 ※Amazonでオリジナル小説『ヴィーヴルの眼』を販売しています。  (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(1189)

【 原文 】 風立たで波をおさむる浦々に小貝《こがひ》を群れて拾ふなりけり (1189) 【 現…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(117)

【 原文 】 憂き世には留め置かじと春風の散らすは花を惜しむなりけり (117) 【 現代語訳 …

たま
4年前
5

現代語訳『山家集』(1030)

【 原文 】 古里《ふるさと》は見し世にも似ず褪《あ》せにけりいづち昔の人行《ゆ》きにけん …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(67)

【 原文 】 あくがるる心はさても山桜散りなんのちや身に帰るべき (67) 【 現代語訳 】 そ…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(793)

【 原文 】 隠れにし君が御影《みかげ》の恋しさに月に向かひて音《ね》をや泣くらん (793) …

たま
4年前
4

現代語訳『山家集』(1153)

【 原文 】 差し来つる窓の入り日を改めて光を変ふる夕月夜《ゆふづくよ》かな (1153) 【 …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(21)

【 原文 】 若菜摘む野辺の霞《かすみ》ぞあはれなる昔を遠く隔つと思へば (21) 【 現代語訳 】 若菜を摘む野原の霞《かすみ》を眺めながら、あの頃から随分と時間が経ったことを再認識している。 ※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を販売しています。  (Kindle Unlimited利用可)