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雑多なものの寄せ集めです。古歌の現代語訳や古典作品に関する雑談、創作古語など。
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2019年9月の記事一覧

現代語訳『山家集』(87)

【 原文 】 花見にと群れつつ人の来るのみぞあたら桜の咎《とが》にはありける (87) 【 現…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(297)

【 原文 】 穂に出《い》でて篠《しの》の小薄《をすすき》招く野にたほれて立てる女郎花《を…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(181)

【 原文 】 里馴るるたそがれどきの郭公《ほととぎす》聞かず顔にてまた名乗らせん (181) …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(414)

【 原文 】 波の音《ね》を心にかけて明かすかな苫《とま》洩《も》る月のかげを友にて (414…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(778)

【 原文 】 もろともに眺め眺めて秋の月ひとりにならんことぞ悲しき (778) 【 現代語訳 】 …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(926)

【 原文 】 我なくはこの里人や秋深き露《つゆ》を袂《たもと》にかけてしのばん (926) 【 …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(945)

【 原文 】 鶉《うづら》伏す刈田のひつち生ひ出《い》でてほのかに照らす三日月の影 (945) 【 現代語訳 】 鶉《うずら》が寝ている、ひつじが生えている刈田を、三日月の光がほのかに照らしている。 ※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を発売中です。  (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(299)

【 原文 】 荻《をぎ》の葉を吹き過ぎて行く風の音に心乱るる秋の夕暮 (299) 【 現代語訳 …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(871)

【 原文 】 夢さむる鐘の響きにうち添へて十度《とたび》の御名《みな》を唱へつるかな (871…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(451)

【 原文 】 秋の夜をひとりやなきて明かさましともなふ虫の声なかりせば (451) 【 現代語訳…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(703)

【 原文 】 夏草のしげりのみゆく思ひかな待たるる秋のあはれ知られて (703) 【 現代語訳 …

たま
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現代語訳『山家集』(349)

【 原文 】 月を見て心浮かれしいにしへの秋にもさらにめぐりあひぬる (349) 【 現代語訳 …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(269)

【 原文 】 乱れ咲く野辺《のべ》の萩原分け暮れて露にも袖を染めてけるかな (269) 【 現代…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(1027)

【 原文 】 移りゆく色をば知らず言の葉の名さへ徒《あだ》なる露草の花 (1027) 【 現代語訳 】 染めてもすぐに色あせてしまうだけでなく、名前まで儚い露草の花だ。 ※Amazonでオリジナル小説『ヴィーヴルの眼』を発売中です。  (Kindle Unlimited利用可)