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Bobby Caldwell S,T(イブニングスキャンダル) (1978)

 ボビーコールドウェルの訃報が届きました。ジェフベックが亡くなったあたりから多くの方の訃報が届いて寂しい気持ちになります…
 ボビーコールドウェルの1stアルバムはAOR として有名ですがソウル耳で聴いても充分楽しめる一枚です。それもそのはずで演奏にはボビーはもちろん彼が所属していたTKレコード(ベティライトやリトルビーバー、KC&サンシャインバンドが在籍)在籍のソウル系ミュージシャンが担当しています。正直にいうとAORは当時のキラキラした人たちのお洒落なbgm的な思い出話や、TOTOとデヴィッドフォスターのサウンドが苦手で避けてきましたが良さをわかってきたので最近いろいろ掘っていきたいです。

メンバー
ボビーコールドウェル:ベース、キーボード、ギター、シンセ、ボーカル
エドグリーン、ハロルドセイ、ジョーガルド:ドラム
ジョージ“チョコレート”ペリー:ベース、プロデュース
アルフォンスケットナー:ギター
ベニーラティモア:キーボード

Special To Me
洗練されたアーバンなバラードナンバー。リズムボックスやコキコキなるリズムギターはTKらしいサウンドです。ボビーの声はスティービーワンダーをダンディにしたような声で個人的にはかなり好きです。

My Flame
メロウな聞いていてとても心地よいバラードナンバー。たまに使われるカリンバが印象的です。邦題のイブニングスキャンダルはどこら辺がスキャンダルなのかは分かりませんがイブニング感はすごく感じます。

Love Won’t Wait
ディスコビートを使ったフィリーっぽいサウンドの曲。個人的にはスティービーワンダーのMy Cherie Amorにちょっと似ていると思います。

Can’t Say Goodbye
ネットリしたファンクビートとロックギターがかっこいいミディアムナンバー。

Come To Me
哀愁たっぷりのソウルバラードナンバー。

What You Want Do For Love
哀愁溢れるソウルバラードで多重録音のコーラスやメロディアスなホーンセクションが印象的です。

Kalimba Song
カリンバがメインの1分ちょっとのインストナンバー。前半は素朴なタッチですが後半はリズムセクションが入ってファンキーになります。

Take Me Back To Then
ファルセットも使いつつ熱唱するバラードナンバー。

Down For The Third Time
TKらしいサウンドのソウルナンバー。