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元プロボクサーが教える!ダイエットを成功させる7つの秘訣

「最近太ってきたしダイエットでも始めようかな」
「ダイエットにチャレンジしたことあるけど、うまくいったことない」

など自分の体型に悩んでいる人や、ダイエットに失敗したくない人向けの記事です。

10年以上前にボクシングでプロのリングに立っていたことがあるのですが、「どうしたら痩せれますか?」なんてよく聞かれることがあります。

現役時代、通常体重が52.5キロぐらいでミニマム級(47.8キロ以下)だったので、1ヶ月で約5キロぐらいの減量をしてました。

元々脂肪が少なかったため、そこから5キロというのは少々大変でしたが、太っている状態から痩せるというのはそれほど難しいことではありません。

ボクシングをやめてかれこれ10年以上経ちますが、そんな僕も最高64キロまで太り、そこから6キロのダイエットに成功しました。

30歳を過ぎると若い時と比べて、太りやすく痩せにくいというのは実感としてあります。

そこで今回は、痩せたい!ダイエットで失敗したくない!という人のために、ダイエットについての僕なりの考えを紹介したいと思います。

現役時代から引退後の生活について

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現役時代は、試合が決まってないときでも食べるものや量には一応気を使ってましたし、何も気にせず食べるということはありませんでした。

そもそも食にそこまで興味もなかったですし、生きるために食べるぐらいの感じだったと思います。

23歳でボクサーを引退し、色々落ち着いて食べたいものを食べようと一人で行ったのがゴーゴーカレーでした。

ゴーゴーカレーのメジャーカレーを注文しましたが、食べてるとき物凄い幸せホルモンが出ているのを感じたことを覚えています。もちろん完食しましたし、何だったらもう少し食べれました。

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そのときに、現役中は食べるものに関して自然と頭の中でリミッターが働いていたことに気づかされました。

そして、それを機にリミッターが外れてしまったのです。

それからというものゴーゴーカレーはよく食べに行ってましたし、焼肉やラーメンなど必ず大盛で注文したり、食べたい物を満腹になるまで食べるようになりました。

現役の時から電気工事士として肉体労働をしていて、引退後も1年ぐらいは続けていたこともあり、不思議と体重は増えませんでした。

昔、フードファイトというドラマで「俺の胃袋は宇宙だ」というセリフがありましたが、当時僕も本気で同じことを思っていました。

24歳でオフィスワークに変わりましたが、ボクサーの代謝というのは凄いもので、ボクシングを辞めてから全く運動をしていなかったにも関わらず、体重は増えませんでした。

そして、自分は太らない体質なんだと思い込み、その生活が当たり前となってしまったのです。

しかし、そんな生活が永遠に続くわけもなく、27歳あたりから急激に太り始めました。

カエルを水の入った鍋に入れて、弱火で徐々に煮ていくと死ぬまで気づかない茹でガエル現象と同じで、気づいたときには64キロまで太っていました。

最初は最近太ってきたなーぐらいであまり気にしてませんでしたが、座って靴紐を結ぼうとするとお腹が邪魔だったり、真っすぐ立って下を見るとお腹で靴が完全に見えなかったり、鏡で自分の全身を見たときにさすがにヤバいことに気づきました。

そこで、人生初のダイエットを決意したのです。

なぜリバウンドしていまうのか?リバウンドしにくいダイエットとは

一番の問題は食生活の変化と、運動をする機会が極端に減ったことです。

生活が変われば体型が変わるのも当然の話なので、最近太ってきたと思ったら、自分の生活習慣が変わったのか疑ってみましょう。案外気づかないうちに太ってることあります。

では、「昔と同じ生活ができるか」と言われると絶対に無理です。ボクシングを辞めてからというもの運動をしたいとも思わなくなっていたので、普通の運動を続けることすら難しくなっていました。

しかし、ボクサーと同じ生活をしなくても、痩せることは可能です。

1ヶ月で5キロ痩せろ!と言われたら簡単ではないですが、できるかできないかで言えばできます。

食べ物を制限して、毎日1時間以上運動すれば確実に痩せれるでしょう。

しかし、それでは確実にリバウンドしますし、おそらく続きません。

リバウンドするダイエットはやったところで全くの無意味なのです。

では、なぜリバウンドしてしまうのか。一番の原因はストレスだと考えます。

急激に体重を落とすことは精神的、肉体的に過度なストレスを与えますし、また、目標を達成したことによる達成感で緊張感が保てなくなり、運動をしなくなって前以上に食べてしまう。

体型を維持するためには、続けなければいけません。

つまり、リバウンドしないダイエットとは、普段の生活を見直すことだと言えます。

無理はNG!自分に合わない方法なら変えたほうが良い

カロリーダイエットなどよく耳にしますが、僕はそういうのは苦手です。

例えば、ジョギングで一般的に言われているカロリー消費計算式は下記になります。

体重(kg)×距離(km)=消費エネルギー(kcal)

体重60kgの人が10km走れば、60×10=600 kcalの消費になります。では600kcalで何が食べれるか。

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ミックスサンド:470kcal
ホットドッグ:447kcal
白米(150g):252kcal
カツカレー:1090kcal
ショートケーキ:300kcal

好きなものを食べるために「1日何十キロ走らないといけないんだよ!」って思いませんか?

カロリーダイエットを否定するつもりはありませんが、毎日食べたものを細かく記録してカロリー計算してとか考えると、僕の場合は続かないと思います。

やってみないと分からないこともありますが、自分に合わないと思ったらやり方を変えてみましょう。

話しを戻しますが、カロリーを摂取した分だけ運動によって消費しないといけないのでしょうか。

そんなわけありません。毎日3食食べて毎日体重が増えていくわけではありませんよね。

普段生きている中で、寝ている時も、ご飯を食べている時も、呼吸をしているだけでエネルギーを使って生きてます。

エネルギー代謝をよくすれば普段の生活の中で、その体重を維持、もしくは減らすことができるのです。 

「生活習慣を見直すこと」で無理なくリバウンドもなく、体型を維持することができます。

それでは、具体的にどうすればいいのしょうか。

1.好きなものを食べる!

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一番大事なのは食事。

食生活を変えないことには、いくら運動しても痩せることはありません。

しかし、自分の好きなものを抑えたり、極端に何も食べないというのはストレス以外の何者でもないし、ストレスを感じることは続きません。

僕は肉や揚げ物、甘いものも大好きですし、お酒も飲みます。

もちろん食べ過ぎはよくありませんが、なんでも適度がよいです。

もっと言えば、「好きなものは食べるけど食べる量を減らす」交換条件で好きなものを食べつつ摂取カロリーを抑えましょう。

2.おかずから先に食べること

おかずは好きなものを食べていいですが、米、パン、麺など炭水化物は多く取らないようにしてください。

決して食べるなとは言いません。

最初におかずでお腹を満たしておけば、自然と炭水化物を食べる量も減るでしょう。

さらにいいのは食事の際にサラダか温野菜を一品入れておくこと。

お腹の足しになります。食事がラーメンやうどんのときは仕方ないので、麺を小盛りにして食べる量を減らします。

あくまで食べたいものを食べる。

食べる量を減らすと、最初のうちはすぐにお腹が空いてキツいかもしれませんが、1~2週間もすれば胃袋が小さくなってるのが分かります。

3.ゆっくり食べること

満腹中枢が刺激されるまで食べ始めてから20分かかります。

腹八分目でも時間が経てば、案外お腹いっぱいになったりします。

それに食べ過ぎは午後からの仕事にも影響するので、少し空腹を保ったほうが頭の働きも鈍らないでしょう。

4.食べることをストレス発散にしない

会社で嫌なことがあったとき、イライラすることがあったときに、甘いものを食べる、たくさん食べる、お酒を飲むことでストレス発散をしてしまうことってありますよね?

しかし、それを脳が覚えてしまうと、ちょっとストレスを感じたときでも食べることで発散しようとしてしまいます。

それでは負のスパイラルに落ち入ります。

そのために次が必要です。

5.運動する目的は痩せることではない

痩せたいのであれば、運動をして汗をかくようにしないと代謝は良くなりません。

しかし、痩せるための運動をしてはいけません。

これには2つの意味があります。

1つ目は、痩せるために運動をすると体重が落ちないときにイライラしてしまったり、自分で始めたことなのに「今日もジム行かなきゃ」と、いつの間にか行くことが強迫観念となって、運動すること自体がストレスとなってします。

また、目標体重を達成した途端にモチベーションを保てなくなったりもします。

過度な運動もNGです。過度な運動は絶対に続きません。

何でも続けるようにすることが成功の秘訣なのです。

続けるためにはリフレッシュやストレス発散、楽しむことを運動の目的としましょう。

また、運動をすることで仕事上でも良い面があります。
①体力がついて、疲れにくいカラダになる。
②リフレッシュになるので、新しい気持ちで仕事に取り組める。
③内面と外面からエネルギッシュなれる。
④運動をする人はしない人に比べてうつ病になる割合が低い。
⑤見た目が若く見られる。

2つ目の意味は、運動はその行為自体で痩せるのではなく、代謝をよくするためのものと考えましょう。

運動直後に体重計に乗り、「あれだけ運動したのに体重が全然落ちてない」とヘコんだり、一喜一憂することありませんか?

もし運動後急激に体重が減ったとしてもそれはカラダの水分が減っただけにすぎません。

代謝をよくして普段の生活で痩せることが本来の目的なので、無理なく続けてください。

ウォーキング、ジョギング、ヨガなどカラダ全体を使って負担が少ない運動がいいでしょう。

運動前にちゃんとストレッチをして体を柔らかくすることで、効果は上がりますので、しっかりとストレッチは行いましょう。

コツとしてはストレッチ前にウォーミングアップ(体を温める運動)をしてから、ストレッチを始めること。

軽いストレッチ(2分)→ウォーミングアップ(5分)→じっくりとストレッチ(10分)→運動(40分)→ストレッチ(10分)

自分の好きなスポーツをやるのでもいいですが、一人でできない運動は他人に左右されてしまうので、一人でできる運動も考えておきましょう。

週に2回30分~1時間程度、じんわり汗がにじむ運動をしましょう。

僕の場合は、ウォーキングと早めのジョギングを交互しています。有酸素運動と無酸素(に近い)運動を交互に繰り返すと汗をかきやすい気がします。

6.お水を飲む

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人間のカラダの約60%は水でできてます。キレイな水を飲んで悪いことはありません。

よく水太りなんて聞きますが、水の成分に太る要素は含まれてませんし、取りすぎた水分は尿や汗などで体外に排出されます。

1日1リットル飲めなんて言いません。ノルマを作ると続きません。

自分が飲める分だけ飲めばいいと思います。ジュースやコーヒーを飲むなとも言いません。

僕もコーヒーやジュースを飲んでますが、必ず500mlの水を持っておくようにしています。

水を飲む習慣がつくと自然とジュースやコーヒーより水を選ぶようになるでしょう。

なんたって水美味しいんですから!

7.一日一回決まった時間に体重計に乗る

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数字を意識することは大切です。

毎日体重計に乗ることによって、今の自分の状況が頭に入り、意識するようになります。

自分の体重を意識するようになると、昨日・今日何食べたっけなぁと考えるようになり、自然と食事以外の間食が減っていきます。

この時に注意するのが、夜と朝起きてからでは体の水分量が異なりますので、毎朝(朝食前)か毎晩(夕食前)、どちらか決まった時間に乗るようにしましょう。

あと、1日の中で1キロぐらいは水分量で体重が上下しますので、一喜一憂しないよう気を付けてください。

しかし、食べたいときは食べればいいんです。

最後に

目標は1ヶ月2~3キロ程度に設定しておきましょう。無理のない数字だと思います。

なんでも続けなければいけません。

~しちゃいけない、~しないといけないはストレスになります。

ストレスを感じることは絶対に続きません。

続かなければ、自分に合うやり方をすればいい。続けて効果が出なかったら、やり方を変えればいい。

人生にセオリーなんてありません。続けることが大切です。

「継続は力なり」

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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