親と私②【希死念慮】

私は高校卒業後から介護職をしていて、
28歳の時には有り難い事に中間管理職の
ポジションを任せてもらっていた。

私の勤めていた施設は人手不足で
夜勤明けの入浴介助なんて当たり前で
夜勤明けで早番の休憩を回したりしていました


今、思えばありえない事なんだけど
当時は戦場にいた気分だったので可笑しいと思わず

『役職の自分には拒否権なんてないし、むしろ
自分が誰よりも率先して頑張らないと!』って
思ってたから会議も含め24時間施設にいる事も
当時はありました(笑)


24時間365日部下からのLINE対応(相談)とかで
プライベートと仕事の境目がなくなり、
問題も山積みだったので疲弊していきました。

仕事中に涙がでることもあったし、
この頃から過食するようにもなった。

仕事中、
『腹を刺すか、飛び降りるか?どうやって死のう』
と考えるようになったけど、それでも
自分の中に【休職】という選択肢は
絶対になかったので自分を鼓舞して出勤してました


ある日、起き上がれないくらいお腹が痛くて
寝返りうつのも辛くて何とか起き上がり出勤すると
仕事中に臍から液体が出てきて動揺した

臍あたりを触るとシコリのようなものが出来ていて
そして熱感もある。

翌日、街の小さな病院に行きCTを撮ると
医師から触診の段階で
『これは駄目だ、病院を紹介する』と言われ
隣町の大きな病院へ行くことに。


結果、腫瘍が出来ていたので手術が決まる。
(臍の中の部分に瓢箪の形のようなシコリ)

手術が決まって落ち込むと思うじゃん?
あの頃の私は『やっと休める』って思ったの(笑)


ずっと心から休みたいって思ってたから
まさかこういう形になるとは思わなかったし
強引だなあ、とは思うけれど。


本当に毎日が希死念慮で生きた心地しなくて、
自分を押し殺して仕事してたから
自分という存在が本当に分からなくなって
心は死んで体だけが動いてくれてる状態だった

私はあの時に、一度自分自身が死んだと思ってる。

男性性が強すぎるあまりまた拗らすんだけど
それはまた次回に。


つづく

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