どんなにイヤなことがあっても、それは自分の信念、観念が現実化した世界なのだと理解できれば、そこから解放される
自分が毎日生きる現実というのは、じつは自分の心の奥底の無意識レベルの観念や信念が映されて物質化されている世界である、という考え方があることをここでよく書いています。
他人にも自分にもムカつくし、やるせないし、いろんなことが上手くいかないし、自分の人生はどうしようもないと感じてしまうような現実なのは、自分の心の奥底のレベルで世界とはそういうものなのだと強固に信じてしまっているからです。
「自分にはこういうイヤな思いをする出来事がよく起きる」という信念を持っているからなのです。
「自分は他人に軽く見られる存在なのだ」
「自分はいつも損な役回りをしなければならない存在なのだ」
「自分は決してお金を沢山持つことができず、いつもお金に苦労する人間なのだ」
「自分はいくら誰かを好きになっても、決して報われない人間なのだ」
「自分は人間関係を築くのは苦手で、いつもひとりぼっちなのだ」
「自分は何をやっても不器用で、失敗ばかりしてしまう人間だ」
というような強い信念、根強い観念を心の奥底に持っているからなのです。
そして、そこで自分は「ああそうか、私はこのようなことを信じてしまっているのか」と第三者の目で客観的に確認し理解することで、そこから解放され始めます。
そうすると同じようなことがもう起こらなくなってくるのです。
これは本当です。実際に私も体験しています。
もちろん古くから何度も繰り返し起こるような、あまりにも強くてしつこいイヤな事は、何度かこのワークをやらなくてはならないと思いますが、やる度にどんどん薄れていくし、次第に無くなっていきます。
そしてしつこい強固な観念を手放して解放することができたら、別の自分にとって好ましい観念に置き換えてみるのです。
目の前の世界というのは自分の観念、信じていることが映し出されて現実化されたものなわけですから、好ましい観念に置き換えたら、その通りの世界に変わっていくということです。
例え今どんな状況にあっても、
「自分というのは幸せな人間なのだ」
とシンプルに信じるだけで、そのような現実に置き換わるのです。
「自分はお金持ちなのだ」と信じるだけで、次の瞬間から自分はそのようになる現実に向かって明るく生き始めるでしょう。
現実とはすべて自分の心の奥底の観念、信念が映された世界、と知るだけでも心がだいぶ楽になります。