見出し画像

「この仕事すごく嫌い」「こういう客嫌い」と自己責任で認めながら仕事をすると、意外とちゃんと仕事がこなせる

「今の仕事が嫌い」「接客が好きじゃない」「仕事がとてもつまらない」
とか言うと、”自分で選んだのだから無責任”、”同じように働いている他の社員に失礼”、”職があるだけありがたいのに贅沢だ”、”甘えている”、などと世間一般的には言われがちです。

しかし就職した時と、働いて何年も経っている今とでは状況がまったくちがうし、コロナ禍を境に社会がガラッと変ってしまっているし、自分自身の心もちがうし、仕事が嫌だったりつまらなくなることは自然に起こりうることです。

自然に湧き出る感情はどうすることもできないし、理屈で止めることなど出来ません。

しかし現在の環境とか自分の年齢とか考えると、すぐに転職など出来ないという人の方が多いと思います。

だからとりあえず、今の非常につらい状態を乗り切るための応急処置として、「私はこの仕事が嫌い」「私はこのような客が嫌い」と自分自身にはっきりと宣言してしまい、心の中でも言い切ってしまうと少しは心が整理されると思います。

そして意外にもそのようなマインドでいると、割り切って目の前にある仕事をこなせたりするものです。

「ああこの仕事嫌い、大嫌い」「ああこういう客嫌いだな」と100パーセント自分の嫌悪感を認識している状態でいると、自分をコントロールしやすいということだと思います。

「嫌いだけれど仕事だからきっちりとやる」「嫌いな客のタイプだけれど仕事だから、どんなお客様でも丁寧に感じよく接する」、ということを感情を取っ払って無の気持ちでやってのけられます。

ただしこのやり方は長期間は続けられません

このような精神状態で仕事を続けていると、自尊心が損なわれていくし、なんといっても時間の無駄になります。

本来ならば私たちは、好きではないことに自分の貴重な時間とリソースを使うべきではないのです。

また嫌いなことを我慢するというのは精神衛生上とても良くないことで、長期間に渡ると高い確率でメンタルをやられてしまいます。

あくまでも応急処置です。

仕事が嫌いとか今の仕事や客がクソだとか、ネガティブワードが次から次へと出てくるようになるのならば、ちがうキャリアへ乗り換える準備をするべき時なのだと思います。

人間関係が良好だから、職場の人がみんな優しくていい人たちだから、彼らのためにも辞めにくいということもあると思います。

しかし職場の人はあくまでも仕事仲間です。お友達ではありません。

一緒に力を合わせ団結して同じゴールを目指し、お互いに切磋琢磨しながら、苦楽をともにして歩んでいるというのが仕事仲間です。

しかし自分が今の仕事を嫌っているということは、一緒に働いている人たちはもはや仲間とは呼べないのかもしれません。

他のスタッフとのモチベーションのギャップだってすでに大きくなっているでしょう。

自分のモチベーションの低さがいずれは周りにも悪影響を与えることだってあります。

すぐには無理だとは思いますが、少しずつでも今の職場を辞めていく方向にむけて、色々環境を整えていくべきなのかなと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?