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日本語は口を動かさずに話し、英語は筋肉を使って話す〈英会話大人の初心者へ〉

どうして日本人にとって英語の発音はむずかしいのでしょうか?
それは日本語にない音が英語にはたくさんあるからです。
特にそれは子音、a.e.i.o.u の母音以外の音のことですね。
c,d,f,g,l,n,r,s,t,u,v,x,y,z のアルファベットを正しく発音しようとするだけでも、結構むずかしいものです。

日本語は口を動かさないでも話せる

日本語を話す私たちはまずほとんど口の筋肉を使う必要がありません。
舌の動きもそれほどいりません。
日本語はソフトで平坦で、それほど口の周りを動かさなくても普通に話すことができる言語です。
極端なことを言うと、口を閉じて腹話術師のいっこく堂さんのようにお喋りすることだって、可能といえば可能なのです。
この特性が、私たち日本語を母国語とする人が英語を発音するときの障害となるのです。

英語は口のまわりの筋肉を倍つかう

日本語以外の他の言語はというと、ほとんどが子音主体の言語ですから、強いアクセントで発音することが多くあります。
その中でも英語はその傾向が強い言語です。
英語を話すためには、顔全体の筋肉、特に口周りの筋肉や舌の筋肉を日本語を話す時よりも何倍も多く使わなければなりません。
口を大きく動かしながら、舌を丸めたり、歯に付くように出したり、振動させたりなど、かなり筋肉を忙しく動かす必要があります。
あまり顔の筋肉を使わずに話すことになれている日本人にとっては、かなり不慣れな動きですから、慣れるにはしばらく時間が掛かるのは仕方がありません。

ひたすら毎日ちょっとずつ練習するしかない

英語を正しく発音できるようになるには、英語を話すための筋肉を作らなければなりません。
それほど意識しなくてもちゃんと発音できるようにするには、ある程度のトレーニングが必要なのです。
それには毎日ほんの5分でも10分でも練習するよりほかありません。
テキストを読んだり、小説を読み上げたり、新聞記事を読み上げたり、英語の歌を歌ったりしながら練習していきます。
できれば自分の英語の発音をボイスメモかなにかに録音しておくといいでしょう。
後でそれを聞き返して、おかしいなと思うところを意識的に修正しながら、練習を重ねてゆくのです。
また翻訳アプリに英文を音声入力します。もし英文が正しく伝わっているならば、正しい英文が表示され、それに対する正しい日本語の翻訳が出てくるはずです。

まとめ

ふだん口周りの筋肉をほとんど強く動かさなくても母国語が使える日本人にとっては、英語を話すための筋肉づくりはハードですが、それでも練習をやればやるほど、確実に一歩一歩よくなってゆくし、ネイティブに通じやすくなってくるので、達成感を味合うこともできるでしょう。
これもやっぱり楽しんだもの勝ちという感じで、気軽に楽しくやっていけばいいと思います。


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