見出し画像

父の「ブラボー!」と母の「キャー!」でハッピーになった話

先日、フィギュアスケーターの羽生結弦さんが、プロ転向を表明しましたね。

プロに転向、ということは、オリンピックや世界選手権などの競技会には出場しないことを意味し、選手としての羽生くんが見れないのか、と寂しい思いもありつつ、アイスショーに出演する羽生くんを見る機会が増える!と少し嬉しい思いも!

憧れの選手、大好きなアーティストを実際に見れたら嬉しいですよね!
私は、そんなアイスショーや、コンサートで、父、母が感動して声をあげる姿を見ることが出来ました。

⭐「ファンタジーオンアイス2022」in神戸

私、羽生くん、大好きなんです。
母も羽生くんのファン。

先日、神戸ワールド記念ホールで行われた「ファンタジーオンアイス2022」を観に行って来ました。

画像1

なかなか入手取れないチケットと聞いていましたが、運良く手に入り、アリーナ席真ん中、前から4列目くらいで観れたんです。

リンク脇に立つと、この近さ!
臨場感がすごい!

画像2

とにかく素晴らしかった~!

以前にも、2006年トリノオリンピックで金メダルを獲得した荒川静香さんや浅田真央ちゃん、高橋大輔さんらが出演するアイスショー「プリンスアイスワールド2008」に行ったことがあります。

思い出のパンフレット♪

画像4

さらに!
今回の「ファンタジーオンアイス2022」は、想像をはるかに超えて素晴らしかったんです!

まず、出演者が超豪華!

ファンタジーオンアイス2022の出演者の一部(敬称略)

🔷羽生結弦(2014年ソチ五輪・2018年平昌五輪2大会連続オリンピック金メダリスト)
北京五輪で、4回転アクセルが世界初認定!数多くの世界最高得点を記録!
🔷荒川静香(2006年トリノ五輪で金メダリスト)
荒川さんの「イナバウア」世界一!柔軟性がすごい、クールビューティー!
🔷宮原知子
努力の人。小柄な身体で確実に技を決める!
🔷坂本香織(2022年北京五輪銅メダリスト・現役選手)
演技のスピード感と飛距離のあるジャンプがすごい!天真爛漫!
🔷織田信成
コミカルな演技が似合う!涙もろい解説などでもお馴染み!
🔷三原舞依
可憐で可愛い!難病などの困難をのり越えて活躍。
🔷田中刑事
演技がパワフル!TV越しでも氷を削る音がすごい臨場感!
🔷ハビエル・フェルナンデス
ブライアン・オーサーコーチの元で羽生くんと共に学んだスペインのエース。
🔷ステファン・ランビエル
宇野昌磨くんはじめ、名選手のコーチ。スピンが美しい!
🔷ジェイソン・ブラウン
ずば抜けた柔軟性、手足の動きもエレガント。バレエジャンプが見どころ!

ずっとTV放映の試合やエキシビションなどで見ていた有名選手、プロを一同に見れただけでも感激!

そんな中、氷上のアクロバットをコミカルに演じるエンターテイナーや、天井から降りてくるロープをつかみ空中で舞うサーカスさながらの演技など、仰天パフォーマンスも!

さらに、ミュージカルで大活躍の新妻聖子さん、ギタリスト鳥山雄司さん、シンガーソングライターの宮川大聖さん、ヴァイオリニストNAOTOさんとコラボして、生歌、生演奏と共に。

新妻聖子さんの美しい歌声にうっとりしました☆

⭐キャー!金メダリストの圧倒的な演技力!

公演時間、なんと3時間半!
でもあっという間でした。

既に興奮状態のところに、トリで登場した羽生くん!

「キャー!羽生く~ん!」

気が付いたら母と手を握って二人で叫んでました(笑)。

今回、分かっていたようで改めて実感したのは、やはり、金メダリストの演技は圧倒的に素晴らしい、ということ!

家族で観に行ったアイスショーですが、終わった後に全員揃って言ったのは、

「羽生くんすごかったねー!荒川さんキレイだったー!」

です。

細くて長い手足、群を抜いて身体が柔らかい荒川さんは、とにかくエレガントでビューティフル!

羽生くんはジャンプが高い!
回転早い!
カッコイイ!

キャー!

⭐羽生くんの強靭なメンタル

皆様ご存じのように、羽生くんは、2014年ソチ五輪と2018年平昌五輪、2大会連続オリンピックの金メダリストです。

フィギュアスケート史上初めてショートプログラムで100点、フリースケーティングで200点、トータルスコアで300点超えを達成した選手。

2019~2020シーズンまでに世界記録を通算19回更新したというからすごい!

羽生くんの世界最高得点!
2015年グランプリファイナル 羽生結弦(330.43点)
2017年オータムクラシック 羽生結弦(112.72点)
2017年4月 世界選手権 羽生結弦(223.20点)

羽生くんのすごいところは、こうした記録の数々、フィギュア界に及ぼした影響はもちろんですが!

一番は【メンタル】だと思います。

2大会の五輪まではブライアン・オーサーコーチの元、カナダを拠点にしていたのが、その後日本に戻り、コーチなしで、北京オリンピックで世界初の4回転アクセル認定という快挙を成し遂げています。

さらに、色んな選手を見ていると、演技のあとのふるまいが全然違うんです。

転倒が多かったり、思うような演技が出来なかったり、期待していた得点にならなかった時。

選手の中には、演技直後のリンク上でもガックリ落ち込んで、観客への挨拶も険しい表情で仏頂面。
得点を待つエリアでも、ふてくされて、ブスッとした顔で去っていく人もいます。

でも、羽生くんは違うんだな~。

演技直後も、応援してくれたファン、観戦してくれたお客さんに対しての感謝の思いを唇を動かし「ありがとうございましたー!」と伝えるんです。

期待した演技・得点じゃなくても、「ふぅ」と息を吐いた直後からは、一変して意識は観客へ!

リンクを去る時には、リンクに一礼、タッチしてから退場。
これは東日本大震災の被災後など、練習するリンクすらなく、困った頃のリンクへの感謝もあるのでしょうか。

鳴りやまない歓声に対して、「シー!」と静止し、次に演じる選手への邪魔にならないよう配慮。

ところで!
そして今はもう見られなくなってしまいましたが、名物となったプーさんのぬいぐるみの投げ込み!

まさにリンクにプーさんの雨が降ってましたね!

画像3

withnewsのサイトより引用

⭐メダルは後進を育てる!

羽生くんは仙台出身。

羽生くんが小学生高学年の頃、練習の拠点にしていた仙台のスケート場が経営難で閉鎖となるピンチに!

青森や横浜まで練習に行かなければならなかったり、厳しい時期もあったものの、その状態を救ったのが、トリノ五輪で日本フィギュア史上初の金メダルを取った荒川静香さんだったのです。

荒川さんの呼び掛けで、運営再開を求める声が高まり、翌年「アイスリンク仙台」が誕生し、ここで羽生くんも練習を重ねることが出来たといいます。

さらに2011年3月11日、東日本大震災の影響でリンクは再び閉鎖に追い込まれ、被災した羽生くん自身も避難所生活を余儀なくされた中、荒川さんが参加したチャリティー公演の開催に背中を押されたんだそうです。

今や得点にはつながらない「イナバウアー」を、羽生くんは今でも演技に取り入れているのは、こうした荒川さんへのリスペクトと感謝の思いから来ているのでしょう。

金メダルを取ることで彼らに憧れてスケートを始める子供達が増える。

世間の注目・関心も増える、ということはお金を集めることにもつながり、リンクの経営状態にも大きく影響し、結果的に次世代、後進の選手を育てることにつながっていくんですね。

⭐初めて聞いた父親の「ブラボー!」

今は亡き私の父親は、クラシック音楽やオペラが好きで、いつもお部屋や車の中で聞いていました。

そんな父と2人でオペラのコンサートに行ったことがあります。

「ブリテンズ・ゴット・タレント」というオーディション番組で、第1回優勝者となったポール・ポッツさんの来日コンサートでした。

「ブリテンズ・ゴット・タレント」のオーディション当日、携帯電話ショップで働いているという、一見冴えない男性がオペラを歌うという。

審査員も会場の観客も、最初は「?」「オペラ?」という感じ。

でも歌い出して間もなく、全員がその美しい歌声に魅了されたのです!

何度見ても涙出る~!
鳥肌~!

父はポール・ポッツさんの歌声が好きで、よくCDを聞いていたので、来日コンサートがあるという情報を得てチケットを入手しようとするも既に完売。

そして見付けたヤフーオークション!
ん~☆負ける気がしない!
2枚だけ落札することが出来、父と2人で行くことにしました。

大阪、福島駅で父と合流してシンフォニーホールへ。

母と2人、というのはあっても、父と待ち合わせて2人でお出かけ、というのは初めてでした。

席はなんと一列目の真ん中!

道理で高かった訳だ!

会場に反響するポール・ポッツさんの美しい歌声、目の前で全力で歌うその迫力に感動!

最後の1曲が終わった時には、会場全員がスタンディングオベーションで賞賛!

そして横にいる父の一言。

「ブラボー!」

父の「ブラボー!」初めて聞きました。

2人でこれ以上にないくらいの拍手をして声をあげて共に感動した素晴らしい体験です。

ところで、私はポール・ポッツさんのCDは車の中では聞けないんです。
何故なら、、、
父のこと思い出して泣いちゃうから。

「乗るなら聞くな、聞くなら乗るな」

画像5

女性の皆様は、お父様と2人でお出かけってありますか?
男性ならお母様と2人でとか。

既に共通の趣味があったり、一緒に出かける習慣がある人はいいですね!

今まであまりなかったな、という方は一度、お父様が好きなもの、お母様が好きなものに誘って2人でお出かけしてみてはどうですか?

今までに聞いたことがない一言が聞けたり、見たことない姿が見れるかもしれませんね。

私も今では父とのお出かけがステキな思い出、形見の一つになっています。

まだ元気でいてくれてる母とは、まだまだ沢山のハッピーな感動体験を共有したいです。

⭐⭐戸川みゆきのインスタグラム⭐⭐

国内旅行アカウント
グルメアカウント
海外旅行アカウント
ライフスタイルアカウント
ダイビングアカウント




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?