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江戸時代の旅館がブックホテルに!「松本本箱」お部屋と薪火グリル

”泊まれる本屋”を求めて長野県松本市の「松本十帖」に行って来ました。

江戸時代の旅館がリノベーションされ、ブックホテル「松本本箱」とベビー&キッズ ウェルカムの「小柳」の2つで構成される旅館です。

昔の旅館の大浴場だったところが「オトナ本箱」「こども本箱」となり、360度、本に囲まれる絶景スポットに!

今週は宿泊したお部屋の様子やレストランの紹介です。


⭐源泉かけ流しの露天風呂付きジュニアスイート


宿泊したのは、「松本本箱」の露天風呂付きジュニアスイート(65㎡)。
2階の廊下の突き当たり、一番奥にある客室です。

和室もあって、ここにお布団を敷けば4人まで宿泊可能。
お部屋にも本箱あり。

「松本本箱」の全てのお部屋に設置してある「あの人の本箱」。
作家や文化人、著名人の自宅にある“お気に入り”の本から選書してもらったもので、「あの人の頭の中を覗いてみよう」という企画だそうです。

このお部屋、スイートの中でも露天風呂が広いのが特徴。
お部屋で源泉かけ流しの温泉に入れる旅館、大好き!

バスルームも綺麗で使いやすい。

お部屋の冷蔵庫やお茶菓子もフリー。
タンブラーは、持ち帰り可能なんです。
このタンブラーを使って、1階のドリンクコーナーで飲み物を入れ、本箱エリアに持ち込みOK。

松本十帖の浴衣は、軽井沢にある障害者就労支援施設の協力のもと製作され、障害のあるクリエイターによってデザインされたオリジナル浴衣だそうです。

素敵な取り組みですね!

デザインが6種類。
「選べるんだ~♪黄色と水色のにしようかな!」
と思ってめくってみると、全部Lサイズ。
あれ?

実は右から左へサイズが大きくなっているだけで、Mサイズは1種類。
デザインが選べるわけじゃなかったのか~。

とはいえ、それが分かったのは、Mサイズを探して各デザインのものを上からめくってめくって探し、「ん?全部Lサイズ?」「ん?全部Sサイズ?」と触っちゃった後。

サイズを書いていただいてたらこんなに色々触らなくて良かったな~と思い、チェックアウトの際にスタッフさんに伝えてみました。
すると、「ありがとうございます!スタッフでは気付かないことでした。」とおっしゃってたので、分かりやすくなるといいですね。

廊下にあるドリンク、お菓子やアイスクリームもフリー!
いや~ん、アイスクリーム食べたかったけど、夕食でお腹いっぱいになっちゃって食べれず。

松本十帖を構成する2つの旅館、「松本本箱」「小柳」と2棟の間には「小柳之湯」。
ここに行くにはお部屋にある風呂桶を持参。

⭐薪火グリルダイニング「三六七」

お食事は、1階の薪火グリルダイニング「三六七(367)」で。

HPにはこのように書いてありました。
だから367なんですね~。

「松本本箱」1階の薪火グリルダイニング「三六七(367)」では、365日、日々変わる信州の風土を表現するだけでなく、文化と歴史(+2)も感じていただけるような料理をご提供しています。

ちなみに信州をS字に流れる日本一の大河「千曲川・信濃川」の総延長は367キロ。

八ヶ岳や北アルプスの源流から日本海までの壮大なストーリーも体感していただければ幸いです。

ここにも本がいっぱい!
館内に5つある本箱エリアのうちの1つです。

「本の道」
「げんせん本箱」
「オトナ本箱」
「こども本箱」
「三六七(367)」

料理の本を中心に置いてありました。

ディナーは薪火グリルを囲むカウンターで。
メニューには、シンプルに素材の名前が書かれていました。

🔶白樺/真田丸/大根/信州牛/筍
白樺の樹液のドリンク?
ほぉ~!

🔶アスパラガス 平飼い卵
サーモンがメインに見えるけど、主役はアスパラ?
🔶スナップエンドウ

🔶安曇野放牧豚
薪グリルで焼かれた分厚いお肉!
美味しかった~♪

🔶お蕎麦
🔶平目
🔶メジマグロ フキ
🔶寒天 花豆 山塩

朝ごはんも最高でした!
同じくレストラン「三六七」。
ヨーグルトやフルーツ、ドリンクはブッフェスタイル。

🔶無添加ジュース、大久保醸造の味噌グラノーラ、ヨーグルト、メープルシロップ、ルバーブジャム

🔶新玉ねぎのスープ

🔶「サラダプレート」
大島農園の有機野菜のサラダ、人参ラペ、紫キャベツ、大根ピクルス、キドニービーンズのサラダ、季節野菜のグリル、フリッタータ、安曇野放牧豚の自家製ハム

🔶「アルプスベーカリーの自家製パン」
クロワッサン、信州小麦のカンパーニュ、フォカッチャ、豆乳林檎マフィン

野菜もフレッシュ!
自家製ハム、美味~!
パンも4種類で、食べきれない分は紙袋に入れていただけました。

⭐「小柳」のショップ&ベーカリー


「松本本箱」の隣はもうひとつのホテル「小柳」。
そちらも覗いて来ました。
「創業貞享三年 信州浅間温泉 観山楼小柳之湯」と書いてありますね。
貞享三年とは1686年、すご過ぎ!

1階は「浅間温泉商店」というショップ。
松本や信州・長野の物産品や松本十帖オリジナル商品などを販売していました。

その一角には「アルプスベーカリー」。
朝食に出たのはここの自家製パンだったのか~。

信州は醤油やおやきが名産という、小麦の生産地。
ベーカリーでは信州産小麦粉をほぼ100%使用しているそうです。

りんごパンが可愛い~!

「松本十帖」周辺はレトロな建物も沢山残っていて、本箱にあった「松本の本」の表紙になった建物もありました。

⭐帰れる?帰れない?


「松本十帖」を後にして、小布施町まで足を伸ばして「北斎館」などを観光。
レンタカーも返却して松本空港へ。

そう!
今回の旅行は神戸空港から松本空港へ1時間でひとっ飛びだったんです。
行きの感想は「あら、近い♪」。

JALとフジドリームエアラインズ(FDA)とのコードシェア便。

チェックインも済ませ、搭乗口へ。
もうそろそろ搭乗時間だな、と待っていると、信じられないアナウンス。

なんと、神戸へ向かう予定の飛行機は、今、松本空港に着陸を試みている機体なんだが、強風で着陸が難しく、もう1度試みてダメだったら引き返すという。

「なんだって!?」

もしダメだった場合、どうする?車で帰る?電車?

とにかく、先程返却したばかりのレンタカー屋さんに電話するも、他府県返しが不可。

再度のアナウンス。
ドキドキして聞いていると、結局、着陸は出来ず、神戸行きは欠航。

「欠航!?なんてこった!」

とにかくタクシーに飛び乗って松本駅へ向かう!
車中で特急「しなの」のダイヤを調べていると、運転手さんが
「あー!」
と叫ぶ。

「確か、運休って言ってたような?」

「運休!?なんてこった!」
道中、いくつかのレンタカー会社に電話するも全滅。

旅行会社を経営する友人に電話して助けを求める!

彼女が調べてくれたところ、「倒木による運休」で、特急「しなの」だけでなく、全ての電車が運休、ということが判明。

電車無理。
レンタカーも無理。
帰る手段なし。

ってことで松本駅前での宿泊決定。

観念して居酒屋さんでご飯。

翌日、特急「しなの」で名古屋へ。
名古屋から新神戸へは新幹線。
新大阪ではなく新神戸。

「なんてこった!」

なんと、私は車を神戸空港に置いたままだったのです。

とんだ番狂わせがあったものの、その存在を知って以来、ずっと行きたかった「松本十帖」も満喫出来た、楽しい松本旅行でした。

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